大東建託は2月12日、「いい部屋ネット 街の住みここち沿線ランキング2019首都圏版」に関する調査結果を発表した。調査は2019年3~4月に実施し、首都圏114沿線居住の20歳以上の7万1439人から回答を得た。
評価は「生活利便性」「行政サービス」「親しみやすさ」「交通利便性」「イメージ」「静かさ」「物価・家賃の安さ」「自然観光」の8項目について聞き、偏差値換算した。
1位は「みなとみらい線(横浜~元町・中華街)」(偏差値66.8)だった。横浜中華街や元町ショッピングストリートなどの観光スポットがあり、みなとみらいのマンション群が沿線上にある。
都内だけでなく、埼玉県西部方面へのアクセスも良好。「イメージ」「生活利便性」「自然・観光」の要素が高評価で、横浜の代表的なイメージと一致している。家賃相場は安くはないが、お手頃価格だ。
「東急世田谷線」も6位にランクイン
2位は「東急目黒線(目黒~多摩川)」(偏差値66.8)。三田線・南北線へ乗り入れていて、都心への交通アクセスが良いのが特徴だ。戦前からの閑静な分譲地である洗足、大岡山、奥沢はイメージ評価も高く、再開発も進行し商業施設も充実している。
「行政サービス」「親しみやすさ」「交通利便性」「イメージ」「静かさ」の要素が満遍なく高評価だった。しかし都心に近いため、家賃相場は高い傾向だ。
3位は「東急東横線(渋谷~多摩川)」(偏差値63.0)。東京・横浜を結ぶ路線だ。渋谷では銀座線・山手線・井の頭線、中目黒では日比谷線・多摩川、田園調布では東急目黒線に接続している。
沿線には高級住宅地の田園調布・自由が丘・代官山や、再開発が進行している武蔵小杉、慶應義塾大学のある日吉などがあり、上位に入った都内区間のイメージ評価は著しく高い。家賃相場においては上位20位中1位となった。
4位は「京王井の頭線(渋谷~吉祥寺)」(偏差値62.6)だった。住みたい街ランキング上位の吉祥寺と渋谷を結び、下北沢駅で乗り換えれば新宿へのアクセスも抜群だ。閑静な住宅街が続く沿線だが、下北沢は古着屋やライブハウス・劇場などが建ち並ぶ。
5位は「JR中央線(中野~武蔵境)」(偏差値62.5)。住みたい街の常連である吉祥寺があり、中野、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪といった特色のある街が続く。家賃相場は安い地域ではないが、吉祥寺からは京王井の頭線で渋谷へ、中野駅からは地下鉄東西線も利用ができる。
6位以降、「東急世田谷線(三軒茶屋~下高井戸)」(偏差値62.4)、「東急大井町線(大井町~二子玉川)」(62.3)、「横浜市営地下鉄ブルーライン(あざみ野~北新横浜)」(60.7)、「東京メトロ丸ノ内線(西新宿~荻窪・方南町)」(59.7)、「東急田園都市線(渋谷~二子玉川)」(59.6)と続く。