ZOZOは3月4日、靴専用ECサイト「ZOZOSHOES」をオープンした。スマホを使って足を3D採寸する「ZOZOMAT」を利用すると、自分に合う靴をレコメンドしてくれる。いわばZOZOSUITの靴版だが、記者(20代女性)が早速使ってみた。
サービス利用に必要なのはZOZOMATと、スマートフォンへのZOZOTOWNアプリのダウンロードだ。マットはサイトから申し込むと無料で郵送してもらえる(発送は5日現在、3月下旬となっている)。
測定は当たり判定になるまでの時間が苦しい……!
アプリを起動し、測定していく。性別、名前、生年月日を入力し、以降は音声や動画にガイドされながら進めていく。なお利用の際はフットネイルを落とすことが必要だ。計測の誤差を生じる可能性があるという。
マットは紙製で、中心に足を置く緑のスペースがある。最初は左足を乗せて、アプリのカメラ機能で上から撮影。続いて画面に表示されている円とマットの円を重ねる。認識されると次は6方向からカメラで採寸するのだが、この作業に筆者は手間取った。
足の周囲が6色に色分けされており、まずはつま先の付近の赤側からカメラで写していくのだが、この時スマートフォンは足から50センチメートル離し、45度の位置にしなければならない。
適切な位置を探すのに1分はかかった。結構足に力が入るので、1分とはいえ正確に認識して音が鳴るまでの時間がキツかった。自分ではなく誰かに協力してもらったほうが楽かもしれない。こうして左足の右側を親指から、横、かかとにスマホをスライドさせて採寸する。次は左側を小指から、横、かかとを写していく。
いままで足幅が広いと思って3Eの靴を買っていたけど、実際はD!?
これを左足同様に右足でも行うと計測完了。ここまで7分程度かかった。計測結果は左右の足の長さ、足幅、足囲、かかと幅、足甲高さがミリ単位で表示され、自分の足がどんな形をしているのか分かる。
筆者は普段25センチの靴を履いているのだが、正確には左足は25.4センチ、右足は25.1センチなのだという。また数値だけでなく、足の指は親指が一番長く小指に向かって短くなっていく「エジプト型」で、足幅と足甲の高さは身長に対して標準的といったことも分かった。
今まで、女性にしては足が大きい方なので足幅も広いだろうとEEや3Eの靴を選んでいた。しかし実際はD(標準)ということに驚いた。毎回ヒールを履くと靴ずれを起こしていたのだが、幅広のものを選んでいたため足にフィットしていなかったのか、と納得した。
アプリでは計測結果をもとに、購入可能のおすすめ靴がレコメンドされる。最も相性がいいのはニューバランスのスニーカー(相性度86%)で、25.5センチのものが合っているという。一方、ヒールで最も相性がいいのは26センチで、パンプスで25センチのものだった。
靴の形やメーカーによってサイズは異なるため、「この靴ならこのサイズ!」と提案してくれるのは非常にありがたい。またスニーカーとパンプスに分けて提案してくれるので、ほしい靴を選びやすい。
普段ヒールやパンプスを買う際、合うサイズがないことが多い。ネットでの購入は、サイズは豊富であるものの、実際履いてみるとサイズが合わないこともある。パンプス難民の筆者にとってありがたいサービスだ。今度結婚式で履くヒールを買おうと思う。