空気清浄機、選び方のポイントは？

在宅ワークを導入する企業が増え、自宅で過ごす時間が長くなっています。ほこりやハウスダストなどはこまめに掃除することが大切ですが、「花粉やペットのニオイ、PM2.5などの微細な有害物質も気になる！」という方も多いのではないでしょうか。

特に在宅ワークで一日中に家にいるという方なら、室内環境は仕事の効率にも関わります。すでにリビングにはあるけれど、寝室や仕事部屋にも欲しいという人もいらっしゃるでしょう。空気清浄機はここ数年、加湿・除湿や自動内部洗浄など高機能のモデルが発売され、進化していくにつれ高額になっています。

とはいえ、あまりお金をかけずに確かな製品を購入したいものですよね。今回は、空気清浄機を選ぶポイントとお買い得な機種を厳選してご紹介します。

空気清浄機を選ぶポイントは？

1. 置き場所の「推奨畳数」がパワーの目安

空気清浄機は部屋の空気を集めてフィルターでろ過し、花粉やホコリを取り除いた清浄な空気を排出します。そのため、「集じん力」や「フィルター性能」が大きなポイントになります。

ファン式や静電気を利用した電気式などがありますが、現在主流なのが、多くの空気清浄機で採用されている「高性能フィルター」や「HEPAフィルター」です。HEPAフィルターは、JIS規格で「大きさ0.3μmの粒子を99.97%以上の捕集率を有する」など厳格な規定があります。

簡単にパワーの目安を知りたければ「推奨（おすすめ）畳数」をチェックしましょう。8畳の部屋でも推奨畳数の大きいものを使えば、より短い時間で清浄でき、フィルターの寿命も長くなります。

2．必要な機能を絞る

高額なモデルは加湿や自動内部清掃など色々ついていて良さそうに感じますが、加湿機能はタンクの水を毎日入れ替えるなどの手間もかかります。

メンテナンスの頻度や大きさ・重さにも影響しますので、自分が必要とする機能は何か考え、絞ったほうがいいでしょう。小さなお子さんいるご家庭ではチャイルドロックやおやすみモードが重宝します。

3．お手入れのしやすさ、ランニングコスト

空気清浄機の多くが、表面のフィルターのホコリを掃除機で吸う、水で洗浄する、または「フィルター交換のみ」というモデルです。

使用状況によって異なりますが、10年間フィルター交換不要というモデルも多く出ています。お掃除するよりフィルター交換で初期性能にもどすほうが確実ですが、フィルターの価格や交換頻度もチェックしましょう。

「加湿機能」や「おやすみ運転」「花粉運転機能」など、基本的な機能を押さえながらも場所を取らない薄型デザインが好評のモデルです。プラズマクラスター7000を搭載し空気中に浮遊するカビ菌や浮遊菌、浮遊ウィルス、アレル物質（ダニのフン・死がい）を清浄します。3つのフィルターで花粉や微小な粒子をしっかりキャッチ。フィルター交換が10年間不要なのも嬉しいポイントです。（参考価格：1万8800円）

子供部屋にもおすすめ！パナソニック 空気清浄機 ~12畳 ホワイト F-PDR30-W

各部屋へ手軽に持ち運べるハンドルフォルムの軽量コンパクトモデルです。「スーパーアレルバスター」フィルターで捕集した菌・カビ・花粉を抑制します。チャイルドロック・おやすみモードつきで子供部屋におすすめ！加湿機能はありませんが、その分「軽く、手頃な価格で操作も簡単」と好評のモデルです。（参考価格：1万9800円）

きれいな風で安眠したい方へ！ダイソン パーソナル空気清浄扇風機 dyson Pure Cool Me BP01WS ホワイト/シルバー 空気清浄ファン

蒸し暑くなるこれからの季節、キレイな風を浴びながら心地よく眠りたい方におすすめ。先進的なデザインで扇風機の機能をあわせ持つ、小型軽量パーソナル空気清浄ファンです。

高さ40.1センチ、幅24.5センチ、重さ2.8キロと一人暮らしや個室に適したサイズ感で、寝室の枕元や子供部屋、キッチンなどに持ち運び可能。ピンポイントで清浄な風を送り出し、快適な眠りや仕事の集中力をサポートしてくれます。

メンテナンスは約1年ごとのフィルター交換で、面倒なフィルター掃除は不要。常にベストな性能で使い続けられますね。（参考価格：2万6726円）

コンパクトながら機能万全！日立 空気清浄機 クリエア ~15畳 床置き・卓上兼用タイプ PM2.5対応 リモコン付き EP-PZ30 W

玄関や個室、寝室にもぴったりの、奥行き約13センチのコンパクトモデルです。薄型軽量モデルながら、アレルオフフィルターで気になるニオイや花粉をしっかりキャッチ。

玄関やキッチンに1台ずつ設置するユーザーもいるほどです。黒いアンテナのようにつき出ている部分は本体に立てられるリモコンで、収納場所に困りません。（参考価格：1万505円）

北欧デザインでインテリアに馴染む！【オンライン限定モデル】ブルーエア 空気清浄機 Blue Pure 411G 13畳 プレフィルター 2枚(ブル―+ダークグレー)セット

インテリアの雰囲気にこだわる方は、北欧デザインでセンスを感じさせるブルーエアの空気清浄機がおすすめです。ブルーエアはスウェーデンを拠点とし、世界64か国でブランド展開する空気清浄機メーカーです。

コンパクトボディながら360度全方向から吸引しパワフルに清浄、天面から部屋中にきれいな空気を効率良く循環させます。フィルターはウィルスを吸着するHEPAフィルター採用で、お手入れは約6か月ごとのフィルター交換のみ。お掃除不要で常に性能を維持できる信頼性がありますね。（参考価格：1万9731円）

【殿堂】空調専業の信頼感！ダイキン 空気清浄機（25畳まで ホワイト）DAIKIN ストリーマ空気清浄機 MC55W-W

こちらは掟やぶりの3万円台ですが、世界トップの空調専業メーカーであるダイキンを外すわけにはいきません。筆者宅でも買い替えつつ20年以上お世話になっています。

高さ50センチ、27センチ四方というコンパクトモデル。10年間お手入れ不要の静電HEPAフィルター搭載 で0.3μmの微小な粒子を99.97％除去。ニオイをフィルターに吸着させてストリーマが分解、吸着力が再生するため脱臭能力が持続します。加湿機能はありませんが、しっかりした空気清浄機能があればいいというシンプル派に好評です。（参考価格：3万6440円）

空気清浄機は、集じん・脱臭機能だけなら最新モデルでなくとも十分という製品が多いものです。残りわずかな旧式モデルは、高性能品を安く手に入れるチャンスにもなりますからおすすめです。花粉症やハウスダストアレルギーの人が増えた今、空気清浄機は1家に1台以上、なくてはならない家電のひとつになっています。

今回は低価格かつ性能を重視し、一人暮らしや仕事部屋、寝室の2台目などに向いた製品をご紹介しました。きれいな空気でストレスを軽減し、快適なお家時間を過ごしてくださいね。

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