どうすればいい? 「女性優遇の人事制度」に納得いかない男性たち
日本はジェンダーギャップ指数が120位と、先進国中最下位となっている。女性管理職比率を上げるなど「女性の活躍推進」が課題となっているが、男性も男性で複雑な思いを抱くことがあるようだ。
キャリコネニュースが「自分の性別がマイナスになっていると感じたこと」をアンケートで訊ねたところ、長崎県の40代前半男性(企画・マーケティング・経営・管理職/正社員/年収1100万円)が、会社の人事方針に異論があるとする回答を寄せた。
キャリコネニュースではジェンダーギャップをテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ZYVZFJ4M
「管理職推薦があからさまに女性に偏って行われている」というが……
「ダイバーシティ促進のためと銘打って女性優遇が行われている」と切り出し、
「たとえば、女性管理職割合を増やすため、管理職推薦があからさまに女性に偏って行われている。また、女性比率維持のため、部署異動も女性優遇」
「男性はどんどんやる気を無くしている。女性優遇の人事制度も多くあることが、女尊男卑に拍車をかけている」
と不満を募らせていた。
また、京都府の60代前半男性(企画・マーケティング・経営・管理職/正社員/年収700万円)は、
「男女雇用均等が叫ばれてはいるが、昇格の機会に評価が拮抗した場合に、何故か女性を優先的に昇格させる、という誤った風潮があった」
と回答している。
「誤った風潮」かどうかは置いておいて、性別や人種で差別されてきた人を救済する「アファーマティブ・アクション」は度々議論になる。あからさまに女性を優遇すれば、納得いかないという反発も出てくるだろう。上手い落とし所はないのだろうか。