先輩に誘われ家に行くと「化粧品や浄水器、補整下着のセールスマンが…」 ウンザリして絶縁した女性
人生の限られた時間を誰と一緒に過ごすのかは、極めて重要な問題だ。神奈川県の60代後半の女性(医療・福祉・介護/年収700万円)は以前の職場の先輩と絶縁したことを明かす。
「(相手は)私が36歳で中途採用で就職した病院の、4歳先輩の看護師でした。右も左もわからずに働き始めた私に、プライベートでも(先輩との)付き合いが始まりました」
新しい職場で付き合いを求められたら、なかなか断りづらいもの。しかも、その先輩の人付き合いの仕方は、あまりに自分本位なものだった。(文:福岡ちはや)
「パーティーに集うメンバーも、内心『面倒くさい』と」
女性は「彼女がマンションを買ってからは、よくお誘いを受けました」と振り返る。
「純粋にお食事会のこともありましたが、化粧品や浄水器、あるいは補整下着のセールスマンが来ていることもあり、その都度勧誘されるので困りました。旅行に誘われることもありましたが、車を出すように頼まれたり、負担は少なくなかったです」
やがて女性はその病院を辞めて転居したが、その後も先輩からの呼び出しがなくなることはなかったため、「嫌気がさしてきた」という。絶縁の決定打になったのは、先輩の還暦祝パーティーだった。
「『(自分の)還暦祝をやってほしい』と言われ(中略)ますます我慢できなくなり、絶縁しました」
幸い先輩はプライドが高い人だったので、女性は「あっさりと離れてくれたのでよかった」と胸をなでおろす。同時に「少し気の毒にも思います」とも語る。「親兄弟のいない彼女は、お祝いを職場や古くからの友人を招いて、店を予約してパーティーするのが通例」だったが、
「パーティーに集うメンバーも、内心『面倒くさい』と思いながら、天涯孤独な彼女に半ば同情して、その虚栄心を満たしてあげている部分もあったので……」
先輩の周りから人がいなくなる日は近いかもしれない。
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