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営業職が報われない会社 エンジニア出身の社長が「数字が上がっても、それはエンジニアのおかげ」と評価せず

画像はイメージ

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完璧な会社なんか存在しないと理解していても、この会社ダメだな、働くの無理、と思ってしまうことはある。

IT企業で営業職として働く50代の男性は、エンジニアばかり評価する会社の風潮にウンザリしている様子だ。

「社長が元々エンジニア出身なので、考え方がエンジニア寄りとなっており、エンジニアの苦労に関しては理解度は深いが、営業部や間接部門は下請けみたいな意識でしか見ていない」

つまり男性が所属する営業部門は社長から軽んじられているのだ。(文:篠原みつき)

「営業の動きや、それに付随する間接部門の動きには疎いため、評価に一切結びつかない」

社長がエンジニア寄りであることの弊害は、男性にとって深刻な問題だ。

「数字が上がってもそれはエンジニアのおかげとなってしまい、その業務を獲得した営業の動きや、それに付随する間接部門の動きには疎いため、評価に一切結びつかない。常にそういった状況で会社が運営されている」

いくら頑張っても技術職しか評価されないなら、仕事のモチベーションもタダ下がりだろう。いくらエンジニア出身でも、経営者ならもう少し全体を見てほしいものだ。

一方、宮城県の50代男性はメーカー勤務で製造の管理部門を担っているが、社内のまとまりの悪さに苛立っているようだ。問題は、客からのオーダーに大して時間がないときに起きるらしい。

「困難な課題を解決しなければならないときに、俺知らないとか、うちの役割じゃないとか、まとまりに欠けて逃げまくる。しかも、後々『絶対に何とかしろ!』と上から雷が落ちるのは、わかっているはずなのに」

問題を押し付け合って先送りにしてしまう現場が目に浮かぶ。

さらに悪いのは、「田舎者丸出しで、地域でまとまる」ことだという。つまり社員の多くが、仕事より地元の人間関係を大事にしているようだ。男性は、憤りを抑えきれない様子でこう吐き捨てた。

「先輩だから後輩だからって、社会人になって、いつまで学生ごっこやってるのやら」

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