ボーナスもらったら社長に謝辞ってどういうこと⁉ 最新のボーナス事情まとめ
はてな匿名ダイアリーに「賞与支給で経営層にお礼…?」という投稿が寄せられました。投稿主の会社では、冬のボーナスが支給されたことについて「社長に謝辞を述べること」という指令が出されたそうです。
これに対し、投稿主が「人生初の体験で戸惑っている」と胸の内を明かすと、ネットでは「そんな事あんのか。気持ち悪いな」といった声が相次ぎました。感謝は無理やりするものではなく、自然に湧き起こるもの。ボーナス支給時にお礼を強要するなんて誰かに強要されるのはおかしな指令だと思いませんか?【→詳しくはこちら】
社員同士がボーナスを評価し合う会社も ネットでは賛否両論
ボーナスの支給額は、上司が部下の業績を評価して決めるのが一般的です。しかし企業のなかには、「社員同士でボーナスを決める」という珍しい制度を導入している会社もあります。
賞与の査定期間に全員に社員リストを渡し、あらかじめ決まっている金額の範囲内で、自分を除いた社員のボーナス額を自由に増減して割り振るというもの。業績だけではなく、「物をきれいにしてくれている」「仕事をしやすい環境を整えてくれている」など”名前のない仕事”も評価のポイントになるようです。
この制度に対し、ネットでは「社員のやる気を引き出すのか」それとも「仲良しだけのひいきになるのか」と賛否が分かれました。【→詳しくはこちら】
ひどい会社では有休消化がボーナスに影響?!「1日休むと1万円賞与が引かれる」という人も
みなさんの会社では自由に有給休暇を取ることができますか?厚生労働省によると、有給休暇とは「一定期間勤続した労働者に対して、心身の疲労を回復しゆとりある生活を保障するために付与される休暇」としています。
ゆとりある生活を保障するものにもかかわらず、「1日休むごとに1万円賞与から引かれる」「(有給を)使うと査定に響く」など、ボーナスに影響を及ぼす会社もあるそうです。ひどい話ですね。【→詳しくはこちら】
シャープ社長、社員に感謝のしるし 最大8か月分の賞与支給も?!
ボーナス支給時に謝辞を強要する会社がある一方で、社長自らが社員に”感謝”を表明する会社もあるようです。
シャープの戴正呉(たいせいご)社長は、国内に勤務している社員約2万人全員に”感謝のしるし”を配りました。封書のなかには社長のメッセージのほか、現金2万円と電子クーポン1万円分が入っています。
さらに同社は、「信賞必罰(しんしょうひつばつ)の人事制度」を構築。年齢や性別にかかわらず成果を上げた人をねぎらうため、業績に応じてボーナスを1か月~8か月分支給することを発表しています。【→詳しくはこちら】
ボーナスで企業の姿勢が分かる
ボーナスは仕事のモチベーションに大きく関わるもの。シャープのように感謝のしるしが支給されたり、業績に応じて支給額が変わったりすると、仕事にもさらに身が入るのではないでしょうか。
ボーナスは企業の方針や経営者が従業員をどう考えているのかを見極めるいい判断材料となります。「毎月決まった給料をもらえるから安心して働ける」「従業員がいるから業績を上げられる」と企業と従業員が双方に思い合えたら、そこには理想的な環境があるかもしれません。