ホテルなどの運営を行うLaia2は9月1日、カップル向けホテルに併設する形で、インターネットカフェを東京都八王子市にオープンした。コワーキングスペースとして利用することもできる。
同カフェは、漫画『ラブホの上野さん』の原案者である上野さんがツイッターで「私はラブホテルで作業をするのが好きなのですが、八王子にコワーキングスペース併設ラブホが誕生して『これだ!!』となっております」と紹介し、ネット上で話題になった。
全ブース高速フリーWi-Fiと電源設備完備、漫画も読み放題
建物1階が受付となっており、地下1階がインターネットカフェ「PRIVATE CAFE CAVE」で、1~2階が同時オープンしたホテル「DESIGN HOTEL BLAX」となっている。
インターネットカフェには、コワーキング、ミーティングなどに利用できるフリースペースと、カードキーで施錠できる11の個室がある。
全ブース高速フリーWi-Fiと電源設備を完備。5000冊以上のコミックスを所蔵しているほか、手持ちデバイスで読み放題クラウドサービスを利用することもできる。喫煙ブース、フリードリンク、シャワーブースもあり、仕事も休憩も捗りそうな環境だ。
オープンブースは1人1時間300円から。ゲームや動画・デザイン編集などもできるPCが利用できるPCルームは1人1時間500円から、4K大型テレビやサウンドバー完備のシアタールームは1人600円から利用可能。食事やデザートも別途注文できる。
「ホテルで宿泊をした後にそのまま仕事したい」というニーズに応えていく
カップル向けホテルにインターネットカフェを併設した経緯について、同社担当者は「会社立ち上げ時にカフェで仕事をしていて、飲食店のコワーキングスペースの需要を感じていました」と語る。
「出張先でも作業場として、電源、フリーWi-Fiがあるカフェを探して利用することもあります。宿泊施設を併設することでビジネスでもご利用いただけ、ホテル側の利用者にもネットカフェを利用してもらい満足していただけるサービスに繋がるものと思って提供に至りました」
なおカフェ併設のホテルは、厳密には法律区分上”ラブホテル”ではなく、旅館業で「どのようなお客様のニーズでも利用できる」というものだ。
現在、インターネットカフェの利用客は20~30代が多いという。
「終電を逃して宿泊することになったお客様にも安心していただけるよう様々なレンタル品もご用意しております。ホテルが最も大事にする『清潔さ』を心がけて清掃をしておりますので、こういった時代にもご安心してご利用いただけます」
今後は、「ホテルで宿泊をした後にそのまま仕事したい」というニーズを掘り起こしていく予定だ。カフェ単体の需要も多いので、宿泊・カフェの両面でアピールを行っていくという。