「10代だけど名前が”はつゑ”」古風過ぎるのも困る? ”シワシワネーム被害者”の声 | キャリコネニュース
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「10代だけど名前が”はつゑ”」古風過ぎるのも困る? ”シワシワネーム被害者”の声

自分の名前、好き?

自分の名前、好き?

個性や目新しさを狙ったキラキラネームに苦労する人は多いが、古風な名前”シワシワネーム”でも困ることがあるようだ。ガールズちゃんねるに9月上旬、「シワシワネーム被害者の会」というトピックが立った。

「民子です。用務員のおばちゃんと同じ名前でした。24歳です」
「合コン行って名前を言うと『おふくろと同じ名前!』って言われる」

シワシワネームだと、さまざまなシーンで自分より上の世代の人と同じ名前であることを知ってショックを受けるようだ。また、中には「今は一周回って好きだけど小中学生の頃は一生分からかわれた」と名前をからかわれた被害談もみられた。(文:石川祐介)

「都椛でともみだよ。漢字だとキラキラだし音だとシワシワ」

シワシワネームは”呼び名”だけで決まるものではない。

「都椛でともみだよ。漢字だとキラキラだし音だとシワシワ。救いようがない」
「鞠。まりです。学校ではこの漢字は習いませんでした。電話などで漢字を伝えるときに苦労します。手鞠のまりと言っても伝わらない事が多い。毛筆でも大変でしたが大人になってからは気に入ってます」

日常生活ではなかなか見かけない漢字を使用しているため、変わった呼び名ではなくてもシワシワしてしまうケースがあった。

「ひろこです。しかもカタカナのヒロ子。おばあちゃんと同じ名前とよく言われます。介護の仕事をしていますが、利用者のおばあちゃんにまで『母と同じ名前』と言われます」

漢字だけでなく、カタカナを使うとシワシワネーム感が出てしまうようだ。ところが「ひらがなで”はつゑ”。18歳です。正直ふさげたとしか思えない」と平仮名であっても例外ではない。「ゐ」「ゑ」など昔使われていた平仮名を名前に使われたことで不満を感じている人もいた。

「キラキラネームの方が絶対に生きやすかったわ」

シワシワネームの名付け親のほとんどは祖父母だった。

「節子です。もう嫌。『誕生日が節分だから』って祖父がつけたんだって」
「母は七海ってつけたくて、ほぼ七海で決まりだったんだけど祖母(母からすると姑)が画数が悪いとかなんとか難癖つけて秀美になった。で、私が小学生のときに生まれた従姉妹は七海ってつけられた。そのとき祖母は『あらいいじゃな~い』。未だに母は祖母を許してない」

祖父母が名付け親になると、どうしてもシワシワネームになってしまうケースが出てくるようだ。両親と祖父母にパワーバランスがあることで、シワシワネームをつけることを止められない可能性も考えられる。

「『キラキラネームよりいい』って言う人いるけど、私の周りはキラキラネームが多いから浮くんだよね。キラキラネームの方が絶対に生きやすかったわ」

読みにくいキラキラネームよりも、古風であっても読めるシワシワネームのマシなように思える。だが「キラキラネームのほうがマシ」と捉えている当事者は一定数いた。名前は一生ものであるため、少なくとも本人が胸を張って名乗れるものにしてもらいたい。

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