ブラック企業の壮絶な退職エピソード「24時間勤務のあとに15時間の残業。生活リズム崩壊で4日間ずっと起きっぱなし」 | キャリコネニュース
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ブラック企業の壮絶な退職エピソード「24時間勤務のあとに15時間の残業。生活リズム崩壊で4日間ずっと起きっぱなし」

ブラック企業の退職体験談

ブラック企業の退職体験談

ブラック企業に勤務した経験がある人のなかには、「命からがら退職を決意した」という声も多く寄せられている。

警備会社で勤務経験のある20代男性は「24時間勤務後に15時間の残業、9時間の夜勤と生活リズムが崩壊。昼間も寝ることができず4日間起きっぱなし」という、壮絶な経験を明かしている。

今回は、つらい経験を経てブラック企業退職に踏み切った経験談を紹介しよう。(文:林加奈)

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退職した元社員の悪口を喜んで話すブラック社長

50代の営業職の男性は「朝6時出勤、退勤は20時半。時間外4時間半を毎日。会社はあくまで社員の自主的な行動という考えで、手当はなし。少ない休日も仕事のスケジュールを知らない間に入れられる。睡眠時間は毎日3時間。1年で辞めました」と振り返る。毎日3時間しか眠れなくては、体が悲鳴を上げるのも当然だろう。

営業職の40代男性は、「植木屋で働いていたときにひどいパワハラを受けた」という。

「こっちができないことがあったり気に入らないことがあると何十分も罵られた。客先の手入れ中に庭で深々と頭を下げて謝るよう強要され、差し入れのアイスは自分を除いた全員に配っていた。自分や両親のことを社長は馬鹿にし、過去に辞めさせた奴の苦しむさまを喜び、自慢話をして笑っていた」

社員の家族や退職した人など、無関係の人の悪口を言って喜んでいるような社長の下にいては、逃げ出したくなるのも無理はない。男性はすぐに退職を決意したが、会社から退職を思いとどまるよう説得された。

その際も、「役立たずと言っていたのに、仕事に穴が出るから訴えるなど超絶パワハラ会社でした」という。その後は退職日を捏造されたり、源泉徴収票をくれなかったりと退職の際にもパワハラを受けたが、最終的に「命からがら逃げるように退職しました」と語っている。

連日深夜まで残業、休日出勤の末のうつ病と診断され……

40代の男性は社内設備の保守の仕事をしていたが、他部署の仕事も任されたために、連日深夜まで残業、休日出勤を繰り返した末に不眠症とうつ病の診断を受けた。退職願を出したら社長に恫喝されたという。

「仕事の合間に受験させられた資格試験の受験料を返せとか、昼間の分の仕事で調子が悪くなった機械の修理代を払えとか言われました」

一般的に考えれば、資格試験の受験料も会社の機械の修理代も本来なら会社が負担すべき費用である。そうした金銭を社員に対して請求するのはブラック企業らしいともいえる。まともな話が通じなさそうな会社を、男性はどのように退職したのだろうか。

「結局、労働基準監督署に相談に言ったうえで、精神科から就業は無理ですという診断書をもらうまで辞められませんでした」

一度ブラック企業に入社してしまうと、退職も容易ではないようだ。この男性のように、ブラック企業で退職できずに悩んでいる人は労働基準監督署や退職代行を頼ってみてもいいかもしれない。

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