「マウンティング」という言葉を聞いて、何を想像するだろうか。持ち物のブランドや、彼氏のスペックといった女性同士のドロドロした人間関係をイメージしがちだが、実は女性に限った話ではない。ガールズちゃんねるに11月6日、「男性同士のマウンティングを語ろう」というトピックが立った。
「腕時計のマウントは昔も今もあるらしい」
「『乗ってる車、グレードかな?』『メルセデスのCよりアルファード上位モデル』みたいな話はよく聞く」
自身の経済力をアピールするために、時計や車といった”モノ”でマウンティングするのが主流のようだ。(文:石川祐介)
浮気相手のレベルでマウントを取り合う男性も
給与額で直接マウントを取り合うケースもあるようだ。
「うちの旦那もその同級生も、手取り額だのボーナス額だので底辺争いしてるよ。しかも本人に聞かずに友達同士で探り合ってて怖い。他人がいくら貰ってようが気にしたって仕方ないのに…」
マウントを取りたいために、友達や同期の給与をしつこく聞こうする知人は周りにいないだろうか。
「嫁さんが今も綺麗かどうか。結婚当初じゃなくてくたびれてきてからが重要らしい」
「遊んでる女がいかに若いか、嫁ではなく浮気相手の女のレベルでマウント取り合ってるバカ爺なら知ってる」
また、女性関係のマウンティングも多く、妻や浮気相手の容姿や年齢を比較して優越感に浸ろうとするようだ。女性にしてみれば、知らず知らずのうちに男性がマウントを取るための手札にされているかもしれない。
「幼少期からカブトムシの大きさで競っていた」
他方、男性のマウンティングは幼少期からすでに始まっていた、という指摘もある。
「幼稚園児でさえ『誰が一番に遊具を使えるか』とか『誰の言うことが一番影響力があるか』とか分かって動いてるよ」
「男のマウンティングって男の本能みたいなもんじゃないの?小学生の頃から「『オレ、カブトムシとったことあるぜー』『オレのとったカブトムシすごいデカイヤツだった』みたいな会話ばっかりしていたイメージなのよね」
男性は”強くあること”を刷り込まれて育てられるため、大人になっても「他人より上に立たなければいけない」という意識を捨てられず、囚われてしまうのだろうか。
「田舎の両親の周りでは、いつ仕事を引退するかで優劣がつけられるらしい。70過ぎて現役の左官業の父は『まだ働いてるのか』(そんなにお金ないのか)って小馬鹿にされる」
そして、いい年になってもマウンティングしてくる人はいる。
性別や年齢に関係なく、優劣をつけないと落ち着かない人は一定数いるようだ。生きていく中で、マウンティングから逃れることは不可能なのだろうか。