ネクストレベルは11月19日、「令和世代の結婚願望」に関する調査結果を発表した。調査は10月にネット上で実施し、30歳以下の未婚男女314人から回答を得た。
「結婚願望はある」と答えた人は、男性で70.1%、女性で73.0%だった。
30歳以上で結婚したい男性は「7割超」
結婚願望がある人に「何歳までに結婚したいか」と聞くと、男女ともに「30歳」(男:32.0%、女:30.5%)が最多だった。次いで、多かったのは男性では「33歳以上」(24.1%)。「30歳以上」と答えた人を合わせると7割を超えた。回答者からは
「家族を養える経済力をもち、子どもを授かったとしても小学生くらいまでは一緒に遊べるくらいの体力のある年齢が30歳くらいだと思うから」(京都府/22歳男性)
「今は生活を安定させることが最優先で、それが達成できれば子どもを考えて30歳までには結婚したいです」(沖縄県/25歳男性)
といった声が寄せられた。
一方、女性の場合は「25歳」「33歳以上」(各14.6%)が並んで2番目に多かった。
「早く結婚して元気で若いうちに何人か子供を出産したいから、25歳までには」(長野県/22歳女性)
「今自分がやりたい仕事を頑張って、ひと段落ついてからやっと自分以外に目を向けられるのが29歳頃と思う」(東京都/25歳女性)
と意見が二分していた。
結婚したい理由を聞くと、男性の1位は「支え合える人がほしい」(24.4%)、女性の1位が「子どもが欲しい」(19.4%)だった。2位はそれぞれ「子どもが欲しい」(23.3%)、「支え合える人が欲しい」(18.5%)が続いた。
結婚願望がない理由、最多は「独り身の方が向いている」
次に「結婚願望がない」「分からない」と回答した人に理由を聞くと、最多は「独り身の方が向いている」(21.3%)だった。以降は「結婚への憧れがない」(18.4%)、「相手がいない」(14.7%)、「収入を自分で使いたい」(13.2%)などと続いた。回答者からは
「コロナで自粛生活になり人に会わなくなったが、誰かと一緒にいたいと思わなかった。そのため、結婚願望がなくなってしまった」(神奈川県/28歳男性)
「事実婚で十分だと感じるから。契約を交わす必要性を感じない」(山口県/23歳女性)
といった声が寄せられた。また、回答者の多くは20代で、仕事が面白くなってくる時期ということもありそうだ。
また、結婚に前向きになれない理由としては、
「自分が将来家庭を持てるほどの収入を得られる保証もないし、同じ理由で子どもを育てられる自信もないから」(秋田県/21歳男性)
「”精神的な支え”は、結婚しなくても支え合うことが出来ると思う」(京都府/24歳女性)
といった声がみられ、金銭面での不安や事実婚の形で十分という意見が多かった。