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「育児・家事は女の仕事」という社会通念に憤る40代女性「私の方が夫より年収高いのに」

ジェンダーハラスメントに憤る女性の声

ジェンダーハラスメントに憤る女性の声

社会に出ると性別で不利益を被ることもある。都内の40代女性(正社員/年収750万円)は、約15年前に職場の上司からむけられた心無い言葉を明かす。

「当時は新婚早々の頃で、上司に『出産する予定はあるのか?』と聞かれました。そこで『まだ分かりません』と答えたら、上司は『妊娠しないなら、係長に推薦する』と言いました。今ではあり得ない質問ですが、女性だけがライフイベントの影響を受けるのは不公平であり、セクハラ・パワハラだと思います」

女性の言う通り、今ではあり得ない発言だ。現に公の場で女性蔑視の問題発言を放ち、失脚した男性政治家は数知れない。こうした経緯もあり、昨今は一昔前とは比にならないほど男女平等のハードルが上がった。

とはいえ、キャリコネニュースには「男女不平等な瞬間を感じた」という女性からの投稿が多く届いている。(文:鹿賀大資)

「”すぐハラスメントと言う女”とレッテル貼られ心外」

愛知県の30代女性(教育・保育/年収400万円)も、冒頭の投稿内容と同様に、セクハラについて言及。世間や職場のセクハラに対する意識が「あまりにも低い」と感じており、そこに驚きを隠せないと切り出す。

「職場でセクハラを受けても、上司は『こんなことはセクハラと呼べる範囲ではない』と軽く扱っています。さらに『勤務時間外に起こったことは、会社で対応することではない』と屁理屈もいいところです。挙句の果てには『すぐハラスメントと言う女』というようなレッテルまで貼られて心外ですよ」

「仕事を辞めて家庭に入って欲しい」

神奈川県の20代女性(エンジニア/年収500万円)は、自身の婚活体験を引き合いに出し、知り合った男性の特徴を並べている。

「結婚したら『仕事を辞めて家庭に入って欲しい』と言ってきたり、女性側だけ『時短勤務にすべき』と力説したりする人が多い。私が『お互いに時短勤務で、家事・育児も手分けしてやりたい』と言うと渋い顔をされやすい」

北海道の40代女性(その他/年収450万円)は、公私の両面で「性別がマイナスに働いている」と感じた社会通念を指摘。自身の家庭面については「『女だから』というだけで、家事や子育て全般をしないといけない状態にある。夫より年収が多いのにも関わらず」と憤りを隠せない様子だ。その一方で、

「職場では『夫がいる』というだけで、私が世帯主なのに、住宅手当や扶養手当が支給されず、差別しか感じない。大都市ではないため皆、会社との揉め事を避けたいがために、女性スタッフは訴えることもできない」

と切実な声を上げている。

※キャリコネニュースでは引き続き
「男だから」「女だから」自分の性別がマイナスになっていると感じたことのほか「あおり運転に遭ったことはありますか?」「新入社員の頃の思い出」などのアンケートを募集しています。

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