IT・通信系の企業で働く40代男性は、「生活をしていて不自由はありません。食材は値段を気にせず好きなものを買える。息子（中2）の習い事は好きなことをさせられる。たまにご褒美を買える」（福岡県）という。ただし、

「すごく贅沢をできるかと言ったらできないと思います。息子の進学資金や老後を考えると、旅行は毎年行けても沖縄、車は国産車で現金一括払い、ユニクロも着ます」

と堅実な家計事情を明かした。

別の30代男性も、収入自体には満足しており、「浪費しなければ安定してお金が貯まっていくので、努力した分の見返りは得ていると感じます」（千葉県／IT・通信系）と綴っている。

「子どもをインターナショナルスクールに通わせることも厳しい」

都内で金融・保険系の会社に勤務する30代男性は、「贅沢しなければ節約しなくても貯金できる、という意味では余裕はある」と語る。普段のライフスタイルについては、次のように語る。

「年収1200万円程度では都心には住めないし、子どもをインターナショナルスクールに通わせることも厳しいので、あくまでサラリーマンの中では普通よりちょっとマシという程度。高級車1台くらいは買おうと思えば買えるが、背伸び感がすごいので買う気が起きない」

世帯年収1200万円あっても私学や高級車など、金額の大きな支出は憚られるようだ。そんな男性が普段の生活で贅沢できることと言えば、「ランチやスーパーの買い出しをする際に値段やセールの時間帯を気にしないで買うようになったこと」だという。

税金が高く、各種社会保障を受けられない層だが、節約しなくても貯金ができるのはうらやましい限りだ。

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