実家が裕福、という人は少なからずいる。野村総合研究所では「純金融資産保有額」が5000万円以上1億円未満の層を「準富裕層」と定義している。1億円以上5億円未満が「富裕層」、5億円以上が「超富裕層」だ。
不動産建設系の20代女性の実家は地方都市でマンション3棟を所有しており、金融資産が2億円以上ある。自身は年収300万円で、「普段は特に目立った贅沢はしていない」とコメントしている。ほかに実家が裕福な人はどんな生活を送っているのだろう。
「当たり前と思っていた食事は、実は当たり前ではなかった」
サービス系の30代女性の実家は、「母が祖父の遺産をまるごと引き継いた」という状況だ。それなりに羽振りの良い暮らしをしていたというが、現在の女性の年収は200万円。実家を出て、改めてそのすごさに気づいたという。
「当たり前と思っていた食事は、実は当たり前ではなかった。実家と同じ内容だと1人分でも食費だけで給料が完全に足りなくなってしまう」
IT・通信系の20代男性(年収400万円)の祖父母も資産家だ。出資した会社の経営がうまくいき、不動産を買ったという。現在も銀行やスーパー、駐車場、レストランなどから賃料収入があるといい、男性は祖父母の恩恵を大いに受けているようだ。
「お金に困ったことが無いですね。欲しいものを好きな時にいくらでも買っても怒られないし、行きたい時に海外旅行にいけました。何でも手に入るから何のために生きているのか不安になります。周りから悪いことしてないのに嫉妬されるのもめんどくさいです」
「なんで親が金持ちなのに医者になれず、こんな会社で働いているのか」
メーカー系の20代男性の父は、現役時の年収が2000万円で、引退後も個人事業主として月収で600万円以上の収入がある。そのため、今までの人生に対して”よかった”と感じていることも多い。
「奨学金などを借りずに学校に通うことができた。塾にも問題なく通わせてもらえた。両親は高級老人ホームに入り、遺産もしっかりと残しておくと自分に明言してくれるので、将来に対しての不安がない」
しかし、それだけ恵まれた過程に生まれたにも関わらず、「なんで親が金持ちなのに医者になれず、こんな会社で働いているのかと自問自答してしまうことがある」と綴る。男性の年収は400万円。親と比べてしまうようだ。
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