勤め先に”お局様”がいる、という人も多いだろう。彼女が味方となれば心強いが、ターゲットにされるとたまったものではない。福岡県の20代女性は、教育係にお局様がついたことがある。
「学校で講師をしていたのですが、そのお局様のモットーは『女性は生徒から舐められがちだから、怖くないとだめ!』。過去にも新人をいじめ抜いたとの噂がある人でした」
女性に対して、「ニコニコ指導するな!」「そんな職員がいるから女の職員は舐められるんだ!」「男子生徒に舐められて暴れられたら自分で対処できないだろ、常に厳しくいろ!」と強く言い放つ人だった。(文:鹿賀大資)
「お前はなんで私が出社しているのに休んでいるんだ!」
時代錯誤なお局の指導は、もはや域を超えていた。女性が生徒との交流を試みたり、楽しく雑談だったりをしようものなら、容赦なく”制裁”を加えていたお局。女性は「1時間ほど正座をさせられた状態で叱責を受けたことも」と明かす。さらに、
「お局様は義母と同居していたようで、いつも帰宅を渋るかのように残っていました。そのため残業や休日出勤も多かったです。何故かそこに私もいないとダメみたいで、初っ端に『お前はなんで私が出社しているのに休んでいるんだ!』とこれまたお叱りを受けました。そのため休みは月1回くらいでした」
結局、女性は、そんなお局について行けず、2か月で退職した。現在は給与こそ下がったものの、まったくの別業界にキャリアチェンジ。定時出社および退社のほか、しっかりと休日も取れる環境に満足しているようだ。肝心の上司についても、
「厳しい一面もありますが、若手の教育に熱心な人です。上司の下で、たくさんことを学んでいます」
と述べている。
「みんな攻撃され反論もできないため、いつも職場のムードは朝から暗かった」
“お局様”が原因で学校の用務員を2か月で辞めた人もいる。東京都の60代男性は、
「そこにいた年配女性は、自身の間違えを認めず、異常なくらい大声で他人を徹底的に攻めるタイプだった。私の他に2人いたが、みんな攻撃され反論もできないため、いつも職場のムードは朝から暗かった」
と振り返る。ほかにも、
「介護用品の販売員を3か月で退職。お局様に好かれる人だけが生き残る職場で、私も常に彼女の顔色を伺っていた。人間関係が最悪」(50代女性/福島県)
「チョコレートの製造工場を1日で辞めたことがある。単純作業もさることながら、お局さんや周りの人間関係にただならぬ気配を感じた」(50代女性/兵庫県)
といった声も寄せられていた。
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