良好な人間関係を保つために、職場の皆が気遣いながら仕事をする中、それを嘲笑うような言動を取る人がいる。あまりにも思いやりに欠ける人格の場合、職場の人から”サイコパス”と評されることも。実際、「サイコパスが職場にいて厄介だ」と嘆くビジネスパーソンは少なくない。
幼稚園で働く大阪府の20代女性(正社員/年収300万円)は
「私の職場にいる上司の心は、氷よりも冷たいです。氷は温かさで溶けますが、うちの上司は温かさなんかで溶けません。ドライアイスのように冷え切っている、とんでもないサイコパスなのです」
という。引き続き、この女性の声を紹介する。(文:鹿賀大資)
「顔面にドライアイスのマシンガンを食らった」
女性はサイコパスな上司の性格について、「仕事をテキパキとこなし、頭の回転も早く、自分が優勢になるように話を進められる天才タイプ」と説明する。それでいて冒頭の「氷の心」を持っているから、余計に性質が悪い。女性は園の卒業シーズンに目の当たりにした、上司のサイコパスな一面を明かす。
「職員会議に向かっていた時、すれ違った保護者から『担任の先生に感謝を伝えたくて』と呼び止められました。担任は例の上司。私も急いでいたけど、その保護者は今どき珍しい、職員にも親切なお母様。その児童は障害を持っており、苦労されていたのもわかっていたので、すぐに上司を呼びに行きました」
しかし、女性からの報告を受けた上司は無表情のまま「え、誰それ?」と言い放ったそうだ。女性はあまりの想定外な返答にフリーズしていたが、なおも上司は追い打ちをかけるように「あぁあの人か。『いない』って言っといて」と冷血な一言を浴びせた。それでも女性は、
「お母様の気持ちをむげにしたくなかったので、何とか食い下がりました。すると上司は苦笑しながら『もう卒業する人なんかと話すことはないんだよね。っていうか、そんなに聞きたいなら、あなたが聞いてきたら』と。顔面にドライアイスのマシンガンを食らった私は『はい……』と凍った顔のままでお母様のところに向かいました」
「生まれて初めて”人を遠くに”感じました」
女性が職員室に戻ると、上司は周囲の人たちとドラマの話をしており「それも腹を抱えて笑っていたのです」。女性が苛立ちながら保護者の件を報告すると、上司は「え?ああ、そうなの」と鼻で笑い、続けざまに「先生はあのドラマ見てる?」と笑顔で聞いてきたのだ。女性は「もう顎が外れたかと思うくらい、開いた口が塞がりませんでした」と述べ、
「世の中には、温かい気持ちを持った人に触れても、心の温度が上がらない人もいるのかと、生まれて初めて”人を遠くに”感じました。本当のサイコパスは空気になって消えていくドライアイスのように、人の顔に形を変えて潜んでいるのだと思います」
とコメントしている。
ほかにも、
「管理職になりたての頃、1時間前後も『あんたのために言うとる』と部下がいる前で毎日のように叱責してくる支店長がいて、結果的に鬱病を発症した」(40代女性/山口県/専門職/年収700万円)
「ハイな状態になると、平気で5時間も長電話をしてくる経営者。しかも電話時間の長さで、ボーナスを決められた」(30代女性/山形県/フリーランス/年収100万円未満)
といった声が寄せられた。
※キャリコネニュースでは引き続きあなたの職場のサイコパスのほか「夏のボーナスいくらですか?」やオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを募集しています。