東京五輪開催に反対の声「ウイルスは選手か一般人かなんて選ばない」「五倫はやるけど学生の部活は我慢、に納得行かない」 | キャリコネニュース
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東京五輪開催に反対の声「ウイルスは選手か一般人かなんて選ばない」「五倫はやるけど学生の部活は我慢、に納得行かない」

五輪開催に相次ぐ反対の声…

五輪開催に相次ぐ反対の声…

東京オリンピック開催まで1ヶ月を切った。観客の上限を1万人にするなど、開催に向け着々と準備は進んでいる。各国選手団も入国する中、その選手団のメンバーがコロナ陽性者だったというケースも発生している。そうしたなか、オリンピック中止を求める声も多く届いている。

岩手県の60代男性は、「パンデミックの中、大規模なイベントをやること自体が無謀であり、オリンピック開催には反対です」とコメントを寄せた。(文:中島雄太)

「ウイルスは選手か一般人か選んでくれない」

男性はオリンピック中止論が流れると聞こえてくる「4年に一度」「選手がかわいそう」という声にも釈然としない。「そういった意見は、コロナ禍で発言するものではない」と述べ、

「ウイルスは選手か一般人かを選んでくれません。そのことを履き違えないで欲しい」

と新型コロナに対し、強い危機感をあらわにした。

男性はコロナがきっかけで会社の事業が見直しされ、長期間の休業を強いられた。それがきっかけで体調を崩し、現在も通院している。男性は「コロナ禍は、実にさまざまなところに影響を与えている」と語り、「五輪開催は絶対に反対です」と続けた。

岐阜県の40代女性は、「体育祭も修学旅行も研修旅行も、家族で出かける事も、子どもたちはみんな我慢している」と憤りを募らせた。子どもたちはかけがえのない時間をコロナ収束のために文句も言わず我慢しているのに対し、オリンピックは開催するという流れに強く反発する。

「彼らの人生で、かけがえのない時期。保育園児も暑いなかマスクをして、劇団を呼んでの観劇もバス遠足もプール遊びもできないでいる。これから将来を担う子どもたちの気持ちを大事にしてほしい。オリンピックなんかやっている場合じゃない」

と怒りをあらわにする。また、オリンピック開催でコロナが拡大した場合には、「また緊急事態宣言を出せばいいと思っているのか」とも不満を述べた。

「学生は我慢するのに、なぜオリンピック選手は特例なのか」

神奈川県の50代女性は、「オリンピックと学生たちの部活や行事は、お金が絡むか絡まないかの違いなのかなと思ってしまいます」と語った。「本人にとっての思い入れはオリンピック選手も学生も何も変わらない」と仮定し、周りの大人が勝手に判断する状況に疑問を呈した。

「学生は我慢して当たり前、オリンピックは特別なんだから特例適応というのは、納得感がありません」

女性はこれまでオリンピックを楽しみにしてきたが、「学生の親としては、この子たちの一生に一度の様々な事が出来なくなっていることと、4年に一度のオリンピックの開催とを天秤にかけると一体この差はなんだろうと、腹が立って仕方がないです」と不満を述べた。

※キャリコネニュースでは引き続き東京五輪、開催するべき? 中止するべき?のほか「夏のボーナスいくらですか?」オンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを募集しています。

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