「不倫は家族を裏切る、許されざる行為です」。50代女性の語気は強い。会社経営をする夫の不倫相手は、女性の部下だった。女性は夫の会社で経理をしており、事務員として夫が採用したのがその不倫相手だ。
「夫、そしてうちの従業員となっていた愛人に裏切られ、心をズタズタにされました。のちに愛人と示談交渉し、私が慰謝料として200万円を受け取る形で、会社も辞めてもらいました。しかし、その後もコソコソ電話やLINEなど、水面下で連絡を取り合っていた夫と愛人」
2度の苦しみを味わうことになった女性だが、現在に至っては「夫と愛人は1年以上、連絡を経ち切っているようです」とのことだ。それでも女性は「不倫ができる人は『バレなければ良いだろう』と軽い気持ちで始めるようですが、された側は一生心に深く傷が残ってしまいます」と、重みのある切実なコメントを残している。(文:鹿賀大資)
「別居期間中は1度も私から連絡していません」
30代女性(正社員)は、夫に2度の不倫をされた経験を持つ。最初の不倫相手は職場の女性だった。しかも夫は、自ら家を出るほど不倫相手に熱を入れていた。ところが女性は「頭がおかしい人を相手に話をするのもバカらしく、別居期間中は1度も私から連絡していません」と冷静だった。
結局のところ夫の方から連絡があり、泣きながら「馬鹿だった」と反省したため、やり直す道を選んだという。それにも関わらず、夫は懲りなかった。女性が2人目の出産で里帰りをしている時期に「また女ができたようで」と続ける。
「すぐに気づきました。電話で話すトーンが違っていたから。帰宅後、即証拠集めからの問いつめで、夫は白状しました。相手の女も頭がおかしく『私には友達がいないから2人で会うことを許してほしい』と……。なので『私が夫と別れるまで、連絡してくるな』と伝えました」
「十分な稼ぎがあるため、夫をATMとも思っていません」
不倫相手は女性の覚悟に気後れしたのか、それ以来、夫に連絡が来ることはなかった。女性は「相手も既婚者だったため、 夫が私と別れて本気になり出したら困る、と思ったのでしょう。何かを貫けるほど、意味のある関係ではなかったということです」と悟りつつ、
「実は私、十分な稼ぎがあるため、夫をATMとも思っていません。今はまだ子どもが小さいので、 そのお手伝いさんという感じで生活しています。手が離れたら絶対に離婚して捨ててやると思っているから、今も貯金に励んでいます」
と胸中を打ち明けている。
ほかには、
「夫は単身赴任中ですが、やはり不倫をしていました。遠いので、あまり行き来もできません。でも1回だけ足を運んだ際、娘がトイレでナプキンを見つけて発覚に至りました」(50代女性/正社員)
「複数の既婚者と不倫に走った夫。それを知った瞬間、青天の霹靂でした。その時は即離婚が浮かんだものの、まだ出来ていない自分が情けない」(40代女性/専業主婦)
という声も寄せられた。
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