入社した会社の環境が劣悪だった場合、すぐに辞めてしまいたくなるのは当然だろう。石川県の40代女性はとある職場に転職後、2か月で退職したという。今回はそんな女性の体験談を紹介する。(文:草茅葉菜)
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「二人の事務員の間にパイプ椅子が置かれて……」
女性は事務員の補充として入社後、すぐに雰囲気の悪さを察知したため、「転職失敗したかなー」と思っていたという。そして、その読みは見事に的中してしまったようだ。
「仕事用のパソコンは支給されるも作業する場所もデスクももらえず、二人の事務員の間にパイプ椅子が置かれて、膝の上で作業させられる。他のひとは一人ずつ机もあり、専務も机を手配してあげてと言うものの、(みんな)知らん顔」
机がないとまともに作業ができないのは目に見えているはずだ。女性に対しての嫌がらせはまだまだ続く。
「そしてほとんど口もきいてもらえず、社員の配膳や洗濯など雑用を押し付けられる。 仕事で使う文具類はすべて自腹で用意させられ、仕事もきちんと教えてもらえない状態が続いた」
その後、女性は我慢が限界に達し、「ある日朝礼が終わると同時に専務にだけ辞めると告げ、他の事務員には何も言わず辞めてきた」という。
仕事をする環境すらまともに整えられない会社は、むしろ辞めるべきなのかもしれない。実際に女性も、「(辞めて)大正解でした。その後に見つけた就職先が、人間関係、働きやすさ、全てにおいて素晴らしい会社だったので」と綴っている。