ホラー映画さながら…Uber配達したら「恐怖で凍りついた顔」をされた話 | キャリコネニュース
おかげさまで10周年 メルマガ読者数
65万人以上!

ホラー映画さながら…Uber配達したら「恐怖で凍りついた顔」をされた話

画像はイメージ

すっかりおなじみの光景となったUber Eats配達員の姿だが、そのリアルな実態は知られていない。2017年から兼業配達員を続け、6000件を配達したライターの飯配達夫さんに、当事者しか知らない赤裸々エピソードを寄稿してもらった。(文:飯配達夫)【連載第9回】

ドアの隙間、ギリギリのところから商品を受け取ろうとする客

宅配というのは見知らぬ人間との一期一会である。郵便の書き留めや宅急便、ピザ配達も同じだと思うが、見知らぬ他人が玄関先までやって来て、対面で荷物の受け渡しをする。

ただ、荷物の受け取り方にも人それぞれ微妙な違いがある。Uber配達員にとって最悪なのは、玄関ドアをかろうじて腕1本が通る程度しか開けないで、そのギリギリの隙間から商品を受け取ろうとする客である。

なんといっても絵面が悪い。扉の隙間から手を伸ばして物品を受け取られると、ヤバい品の受け渡しで、お互い顔を合わさないようにしている人たちのようだ。不気味で印象が良くないし、はたから見れば宅配側まで胡散臭くみえそうだ。

苦笑してしまうのが、たいていの場合、商品を受け取るのはできても、隙間が狭すぎて部屋の中に入れられないことだ。きっと配達員が立ち去った後であらためて扉を開け直しているんだろう。

まだ配達の経験が浅かった頃、この「隙間からの手」が荷物の取り込みに難渋していたので、親切のつもりでドアを少し拡げてあげたことがある。

これが大失敗だった。

そのときドアの奥から覗いていた女性の顔。「お願いだから殺さないで!」と言わんばかりに口を大きく開けたまま恐怖に凍り付いたその表情は、ホラー映画さながらだった。

いや、その反応には、こちらも驚かされたし、当時はえらく傷ついた。しかし向こうは向こうで怖かったのだろう。なんとも不幸なめぐり合わせだった。

なお、置き配が普及してからこんな対応は大幅に減った。コロナ禍は、配達員の業務体験を少なからず変えたと思う。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 「今、ホテルにいるの。あなたの旦那さんと」夫の不倫相手から電話、妻が返した言葉は…
  2. 広瀬すずが正論を語ったのにプチ炎上 コインランドリーの迷惑客に「洗濯機を買えばいい」って何かおかしい?
  3. 「初デートで彼氏がユニクロ着てきた。靴も安っぽい」嘆く女性に大呆れ「何様だ?」「あなたは全身シャネルなの?」
  4. アイドルアニメ出演の女性声優が膝の故障で役を卒業 ネットでは「声優にいろいろ求め過ぎ」という声相次ぐ
  5. 霊感持ちの父が経験した幽霊との壮絶バトル 「あれはまた必ずやってくる」と夜に備える
  6. ホラン千秋の正論「少子化をなくそうと思って、子どもを産むわけじゃない」にうなずきまくる
  7. マツコ、"美人の苦悩"にコメント「美人のことは、みんな見てんのよ。誤解されないように過ごさなきゃいけない。すごく大変だと思う」
  8. 【ヌーハラ】マツコ、上司が麺をすする音が不快で退職した部下に「おかしいでしょ。蕎麦すすって悪者にされるの」
  9. 仕事で初めて「認められた」と感じた瞬間 「先輩の髪を切った時」(美容師)「ご遺族に涙ながらに感謝された時」(住職)
  10. 秋葉原のパチンコ店が「リセ狩り」常習犯を出禁措置に! 「リセ狩り」とは何かを改めて解説

アーカイブ