パチンコホールで働く女性たちの声「玉の持ち運びで背筋がついた」「客に八つ当たりされても時給高いから我慢できた」 | キャリコネニュース
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パチンコホールで働く女性たちの声「玉の持ち運びで背筋がついた」「客に八つ当たりされても時給高いから我慢できた」

パチンコホール勤務経験のある女性たち

パチンコホール勤務経験のある女性たち

世の中にはいろんな仕事があるが、あまり一般的にはイメージがよくない職業ってのもチラホラ。正直、パチンコ店なんてそういう職場の代表例だろう。

「他人様のお金を過度に取ることで経営が成り立っている」と言われればそれまで。いくらパチンコホール側が地域と生きるだのなんだの言うCMを発信しようと、パチンコホールがなければ不幸になる人は間違いなく減る。逆に、パチンコホールがあったほうが幸せだと感じる市井の人々なんて、ぶっちゃけいないわけで。

ただ、そういう施設ではあるものの、実際に中で働いてみるとこれが意外に悪くないってのもあるあるだ。今日はパチンコホールで働いている女性たちの感想なんかを紹介していきたい。(文:松本ミゾレ)

女性でも割と苦労なし。昔ほど重労働でもなくなった

先日、ガールズちゃんねるに「パチンコ屋で働いている人」というトピックが上がっていた。

これを立てた人物は「最初は耳がおかしくなると思ったけど、すぐに慣れるから不思議」と書き込んでいた。

トピックの性質上、女性が結構多く書き込んでいるのがガールズちゃんねる。パチンコホール勤務経験のある女性たちの声をいくつか紹介したい。

「優しいおじいちゃん達が可愛い可愛いって甘やかしてくれるから自己肯定感爆上がりするww」
「昔働いてました。嫌なお客さんも多かったけど、意外に良いお客さんもいたなー。ドル箱の上げ下げや精算時の移動が大変だった」
「昔バイトやってたよ。玉が持ち運びの時代だったけど、背筋がめちゃくちゃ綺麗についた。時々、負けたお客に八つ当たりされて怖い思いもしたけど『時給高いんです、ご馳走様です』って思って耐えてた」
「学校の制服がネクタイじゃなかったから、ネクタイのユニフォームを着てみたくてマ◯ハンでアルバイトしてた」

パチンコホールではドル箱の上げ下げ、つまり玉が満載された箱を積んだりするのに男も女も関係なかったため、女性も力仕事をしなければいけなかった。今はパーソナル式と言って、お客さんが備え付けの機械に玉を流すと自動でカウントされる仕組みのお店も多いので、そういう意味では昔よりも今のほうが負担は少ない。

更に現在では基本的にホール内では禁煙なので、副流煙に苦しむこともなくなっている。総じて過去より今のほうが、女性が働く環境としては良くなっているようにも見受けられる。

女性アルバイト目当ての「出待ちおじさん」も

ここからちょっと、昔話をしたい。僕がパチンコホール企業の新卒社員だった頃、配属先のホールにも女性のアルバイトさんが大勢いた。

一番印象的だったのが、女性同士で派閥を作っていて、嫌いあってる人同士が同じシフトに入ると、みんなが妙に気を遣っていたという点。非常にめんどくさかったが、そういうものだと考えてスルーしていた。たまに営業中にインカムで口論になるぐらいで、つかみ合いの喧嘩をするわけでもないので。

それに、女性がホールにいると、男性バイトさんたちのテンションもやや高く、そういう意味で士気を高める存在でもあった。女の子の前で張り切る男性が、当時僕がいたホールには結構いたのだ。バイトさん同士で恋愛に発展するケースも何度か目にしたなぁ。

ただ、女性が働いているということで、どうしてもその女性目当てにやってくる変なお客さんもいた。ろくに打たずに、ずっと女の子に話しかけていたり。ときには痴漢行為をしちゃうやつもいたり。

ああいうのを営業中に監視するのもなかなか大変で、シフトから上がって店から出た直後に話しかけられるバイトさんもいた。出待ちおじさんである。そこまで行くともうストーカーみたいなものだけど、こういうのは昔だけの話じゃなく、今もいろんなホールで見かける。

パチンコホールは遊技場であって無料キャバクラじゃないんだから、そのへん勘違いさせないほうがいいと思うけど。まあ今はアイドル店員とか言う、完全にルックスだけで採用しちゃった女の子にコスプレさせたり、SNS露出などをさせてるお店もある。戦略としておじさん客を引き寄せているホールも多いのだ。出玉や機種構成で勝負がしにくい時代だから、それも一つの生き残り戦略か。

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