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手取り20万円以下で働く未婚女性たちのリアルな生活感を紹介する。都内在住でIT・通信系の会社に勤める30代後半の女性（契約社員／未婚／年収200万円）は、
「手取り16万1000円。年齢の割には少ない額だと思う。都内で1人暮らしだと贅沢はあんまりできないし、ご祝儀など急な出費があったりすると、その月の家計は赤字になったりする」
と、やりくりの難しさを綴った。たしかに都内は家賃や物価も高く、なにかと出費がかさみそうだ。では、地方在住者の場合はどうだろうか。（文：福岡ちはや）
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「20時間ほど残業して初めて手取り20万円に到達する」
富山県に住む20代後半の女性（IT・通信系／正社員／未婚／年収250万円）は手取り17万円。女性は、
「仕事がきつい割に賃金が低い。働き始めて5年目、20時間ほど残業して初めて手取り20万円に到達する。現在は（自分と）同程度の賃金の人と同棲することでなんとか生活できている。友人が少ないこともあり、交際費はあまりかからないのでそこまで差し迫って貧困を感じてはいないが、贅沢はあまりできないと感じている」
と家計状況を明かした。
長野県在住の20代後半の女性（流通・小売系／正社員／未婚）は、「手取り13万7000円」というだけあって、もっと切羽詰まった様子だ。
「給料が上がらないし、少ない。次々の支払いをしたら貯金なんかできないし、物価が上がるなかこのままでは生きていけなくなる。その日を生き延びれても、貯金ができない以上将来的には不安要素しかない」
どこの地域に住んでいようと、せめて20万円以上の手取りがなければ、余裕のある生活を実現するのは難しいのかもしれない。
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