「朝起きたら悩みメッセージが56件」友人と絶縁したエピソード【前編】
心を尽くして付き合っても、恩を仇で返してくる人はいる。おかしいと思ったら、早いうちに距離を置くのが正解かもしれない。静岡県で暮らす30代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収350万円)は、専門学生時代から仲良くしてきた女友達から受けた、信じられない仕打ちを明かす。
「彼女は学生時代からちょっとずれたことを発言することが多く、私の周りの友人たちは距離を置いていましたが、私は彼女のような感性の持ち主が今までいなかったので魅力的に感じ、よく話していました」
と一部始終を語り始めた。(文:福岡ちはや)
「『大丈夫?』と返信したら、数分間隔でメッセージが来るんです」
「彼女には子どもが3人いました。また、資格取得後も専門職には就かずに風俗勤務をしていました」と振り返る女性。友人の子どもはそれぞれに発達障害を抱えており、女性はよく彼女の悩み相談に乗っていたという。
「私は彼女が友人として好きだったので、真剣に話を聞き、いくつか提案したり『行政に相談するのはどうか?』などを伝えました。しかし、彼女はすべての提案に否定的。『まぁ、彼女の中で考えとかあるんだろうから余計なこと言うのはよそう……』と思い、彼女に『また何かあればいつでも聞くよ!』とだけ伝えました」
しかしその一言が、思いがけず女性を苦しめることになる。なんと、女性が翌朝起きると
「SNSの未読が56件。 開くと彼女からの悩み相談やつぶやきみたいなメッセージが大量に送られて来ていました」
しかも、「『大丈夫?』と返信したら、数分間隔でメッセージが来るんです」と困惑するしかない事態に。
それでも律儀にすべてのメッセージを読み自分の考えを伝えたが、やはり彼女からは否定的な答えしか返ってこなかった。どうすればいいのかわからなくなった女性は共通の友人に相談したが、そこで驚きの事実が判明する。
「『◯◯(私の名前)ちゃんはすべて上手くいっていてムカつく。毎日毎日自分と比べれば比べるほどつらくなってくる。だから私のつらさを知ってほしい』。女友達は、こんな感じのメッセージを友人に何通か送ってたみたいです」
さんざん人を頼っておきながら、裏で悪口を言うとは……。
「私は自分の生活を自慢したこともないし、むしろ夫の収入が世間よりも少ないので決して派手な生活もしていません」
と戸惑いを隠せない。この後、親切心が報われることはないと分かる出来事が待っていた。(後編に続く)
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