「翌日から彼は熱海くんと呼ばれていた」東海道線で乗り過ごし遅刻した同僚のエピソード
JR東海道本線の乗り過ごしは特に注意しなければならない。下手をすると首都圏から静岡県の温泉観光地まで運ばれてしまうからだ。神奈川県に住む40代後半の男性(サービス・販売・外食/年収450万円)は、同僚が飲み会の帰りに東海道線に乗り、なぜか翌日の出勤に遅れたという。そのときの上司とのやりとりについて綴った。(文:永本かおり)
上司は「そんなに温泉に入りたいのか?」と叱責
「新入社員時代、半年くらい経った時のある日、彼が出勤して来ないので皆でどうしたんだろう?と話していた時。彼から電話が入りました」
電話の内容は、昨夜の飲み会で「乗り過ごしたので遅れる」という連絡だった。なんでも
「勤務地の川崎から自宅の大船で下車せず、東海道線の終点の熱海まで行った」
「折返しの電車もなく朝まで駅のベンチで過ごした」
という経緯があったらしい。同僚もかなり焦っただろう。会社に到着した時には、
「上司に『そんなに温泉に入りたいのか?』と叱責され、翌日から彼は熱海くんと呼ばれていた」
と不名誉なあだ名をつけられてしまった同僚だが、ユーモアある職場の様子がうかがえた。