有給休暇を取ったらペナルティとして1週間のトイレ掃除を命じられたという男性読者の体験談を以前、キャリコネニュースで取り上げた。すると今度は、記事を読んだ40代後半の男性(愛媛県/企画・マーケティング・経営・管理職/年収600万円)から、トイレ掃除にまつわる話が寄せられた。
この男性は、「管理職をやっていますが、有給も取れず、ずっとトイレ掃除をしています」と訴えている。世の中には社員が当番制でトイレ掃除をしている会社もあるが、この男性になにがあったのか……。
「本当に自分が何をやっているのか、やっている意味すらわかりません」
男性の会社は、「誰もトイレ掃除をする人間がおらず、汚し放題」と悲惨な様子。それでいて
「聞こえよがしに『最近トイレが汚い』などと言っている社員は、何があってもトイレ掃除はやりません」
というから、無責任極まりない。管理職という立場なのだから、全社員にトイレ掃除を交代制でお願いすることはできないのだろうか。その辺りの事情は書かれていないが、
「やむを得ず、これもボランティア活動だ、と言い聞かせて掃除をしています。ずっと(繁)忙期が続いているので、休日出勤が絶えませんが、下手をすると休日に仕事に来て、帰りがけにトイレ掃除をしている自分がいます」
と、涙ぐましい努力を綴っている。
しかもトイレ掃除に使うブラシや洗剤を自腹で購入しているそうで、「本当に自分が何をやっているのか、やっている意味すらわかりません」という本音も。
「誰かに見られると、自動的に自分の仕事にさせられるので、人目のない時間を選んでやっています。この強制的なボランティア活動は、本当に心身に悪く、頭がおかしくなりそうです」
強制されていると感じるのなら、もはやボランティア活動ではない。他の社員にも、自分たちが使うトイレなのだから、自分事として考えることが筋だと伝えてみてはどうだろうか。職場全体で話し合うのがよさそうだが……。
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