「女性は機械やパソコンの知識に疎い」というのは偏見だろう。しかし中には、いまだにそうした考えのもと、女性スタッフではなく「男性スタッフに接客を求める人」が一定数いるようだ。
20代女性(千葉県/サービス・販売/年収250万円)は、パソコンを取り扱う仕事をしているが、中高年以上の男性客から「分かる人いる?」と声をかけられることがあるという。(文:林加奈)
「私もわかるので対応しますよ』と、つい少し強めに言ってしまいます」
「初っ端から私がわからない事務の人間みたいな態度を取られることがあります。その時の周りの状況にもよりますが、『私もわかるので対応しますよ』と、つい少し強めに言ってしまいます」
世代的に、男性の方がパソコンなどのガジェットに詳しいイメージが強いのだろう。「確かに女性の少ない分野ではありますが、従業員としている以上はある程度の知識は問われるのに…」と不満を綴る。専門知識があることをなかなかわかってもらえないようで
「逆に女性だと『詳しいなんてすごいわ!』とほめてくださることが多く感じます。世代的にも男尊女卑があるのでしょうが、男か女かの前に専門スタッフであることを認知してほしいものです」
と綴っている。そのような状況で褒められても素直に喜べないかもしれない。男女の性差なく、店員として見てくれる客が増えるといいのだが……。
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