女の友情は、結婚や出産、ときには離婚…といったライフステージの変化による影響を受けやすいと言われる。愛知県の40代前半の女性(事務・管理/年収300万円)は、友人と「LINEがきっかけで絶縁」した。(文:谷城ヤエ)
「独身のときはよく遊びに出かけていましたが、お互い結婚し、私は子ども2人。彼女は子どもができなかったので旦那さんと2人で主婦。私は夫の借金で離婚し、生活が変わってからも彼女とLINEはほぼ毎日でした」
「忙しくても一言くらい入れられるよね?」
夫の借金が原因で離婚し、2人の子どもがいる女性と、子なしの主婦の友人。生活環境が変われば、お互いの価値観が合わなくなってしまうのは仕方のないことだ。にもかかわらず、女性の返信が遅いと友人は、
「忙しくても一言くらい入れられるよね?こっちのこと考えてないよね?」
などと言う始末で、「忙しいときは苦痛にはなってました」と明かした女性。友人は、お互いに独身で遊び歩いていたときと同じような関係を女性に期待したのだろうか。そんなある日、友人との絶縁に繋がる決定的な出来事が起こってしまう。
「彼女と出かける約束をしていましたが、多忙になってしまい連絡が前日になってしまいました。連絡できなかったことを謝りLINEしましたが怒りの長文LINEがきて、お互い無理…となり絶縁しました」
この結末について「今は解放されたようでスッキリしてます」とし、
「あまりにも違う環境と、お互い理解しあえなかった…ってことです」
と冷静に見る女性。以前から価値観のずれを多少は感じていたようだから、遅かれ早かれ、疎遠になる運命だったのかもしれない。
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