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「職場の車で事故ったのに……」20万円の手取りから修理費10万円を引かれた女性

画像はイメージ

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社用車での事故は、一般的には会社がその車にかけている保険で対応するものだろう。しかし、リハビリ医療施設のスタッフとして働く30代前半の女性(愛知県/正社員・職員/年収400万円)は、社用車で勤務中に接触事故を起こしたとき、職場から修理費を請求され驚いたという。

「駐車場で隣の車に擦ってしまいました。いわゆる内輪差を把握できてなかった、自分の車より大きい車でやらかしやすいアレでした」
「その職場は『施設の車の修理代は出すけど、相手の車はあなたの保険で直して』と言ってきたのです。びっくりしました。施設の車で事故したのに、自分の車の保険を使えるわけがありません」

女性は念のため保険会社に確認したが、当然ながら「無理」という回答だった。しかし、その旨を総務に伝えても話は通じず、「おかしいじゃないですか。レンタカーとかなら(修理代を)払えると言うなら同じでしょう?」と意味不明な反論をされたそうだ。(文:福岡ちはや)

「自分がやってしまったのはショックでしたが、まさかあんなことになるとは……」

女性は心の中で「おかしいのはあんただ」とツッコミを入れたが、もう埒が明かないと思ったのだろう。保険会社に電話での説明を頼み、

「企業や施設の車での事故ならば、その車にかけてある保険で対応してほしい」

と職場に伝えてもらったそうだ。ところがそれでも解決せず、なんと今度は給料から修理代が天引きされてしまったという。

「20万円の手取り給から10万円引かれたら生活できないです。怖くて施設の車で外出したくないです。ですから『今度からは外出時は自分の車で行かせてくれ』と頼むと、『それもダメだ、責任が取れない』と言うのです。『いや、責任取ってくれんじゃないか!』と呆れ、退職を決意、敢行しました」

女性いわく、施設は毎日利用者の送迎があり、ケアワーカーやケアマネージャーが走り回っている状況のため、「少し擦ってしまう程度の事故」はよくあることで、「前に勤めていた施設でも、年間にすれば数回は事故はありました」という。女性は、

「自分がやってしまったのはショックでしたが、まさかあんなことになるとは……」
「今は『万が一事故が起きても報告書と謝罪だけ』という施設にいます。安心して出かけられます。もちろん注意して運転しています」

と語っていた。

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