「もうあなたの親友にはなれない」友人から突然の手紙、トラウマすぎて不登校寸前に ある女性の記憶
勝手な被害妄想をする友人とは長く付き合いたいと思わないだろう。愛知県の50代前半の女性(事務・管理/年収200万円)は高校生の時、「小学生の頃からの大親友」から突然絶縁をほのめかす手紙を受け取った。内容は、「もうあなたの親友にはなれない」というものだった。
「彼女は私に対して嫉妬や妬みの感情があったと書いていました」
中高が別々だったため文通を続けていたが、前触れもなく届いたこんな手紙に、女性はさぞかし驚いたことだろう。(文:長田コウ)
「なんで私と仲が悪くなったのかわからないと言っていた」
しかし思い当たる理由はあったようだ。
「高校受験で私は県内で有名な共学の進学校に合格し、彼女は第一志望に落ちて仕方なく女子校のような学校の別の学科に進んでいたのです」
友人は悔しかったのだろうか。
とはいえ、女性は何も悪いことをしていない。手紙を読んだあと、「半年くらい落ち込んで不登校の一歩手前」にまでなったという。幸運にも高校の友人に恵まれ、無事卒業できた。当時をこう振り返る。
「あの頃の私はいい人でいたかったのだと思います。もうあんたなんか要らないと言えなくて、半年も悩んで返事を書けず鬱々としていた為、担任やそれ以外の教師からも何かあったのかと呼び出されたものです」
強く言い返せなかった女性だが、結局「貴方は旧友」とだけ返事をした。これには、「私はもう他に素晴らしい友達がいるから親友じゃなくていいよ」という意図を含んだという。それ以降は一度会ったきりで、やりとりはなくなった。
この出来事は、女性の心に傷を負わせ、トラウマとなったそうだ。
「10年以上夢に出てくるなど精神的にかなり引きずりました。人間不信でなかなか人に心を開けないくらいに」
さらに、人伝で友人の信じられない言葉を聞いてしまう。
「なんで私と仲が悪くなったのかわからないと言っていたのを聞いた時には、こっちが聞きたいよと思いました」
自覚なく手紙を送っていたのだとしたら恐ろしい。
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