職場にはさまざまなタイプの人が働いているが、なかにはやばさを感じる同僚がいることもあるようで……。埼玉県の40代前半の男性(専門職/コンサルタント・士業・金融・不動産/年収650万円)は、「同僚にかなりやばいのがいました」と打ち明けた。
それはかつて、大手カラオケ機器メーカーで営業の仕事をしていたときのこと。自社のカラオケ製品をスナックやキャバクラに営業をかけ、設置の際には工事やその後のメンテナンスなども行っていた。
問題の同僚は当時40代前半くらいで、カラオケ店の元店長だった。「カラオケが好きだからこの会社で働いてますっていう人」という男性の言葉通りなら、カラオケ製品の営業にうってつけの人物に思える。一体なにをやらかしたのだろうか。(文:天音琴葉)
「歌自体は悪くないけど、この場面でその選曲が……いや、お前おっさんだし……」
カラオケ好きな同僚は、カラオケ製品の営業には向いていなかった。
「その同僚はいつも営業成績が振るわず支店長に怒られ詰められてるばかり。そこで私が支店長からその同僚をサポートして新規契約を取れるようにしてくれと指令」
こうして新規のスナックへの営業に同行した男性。自社のカラオケ機器を試しに設置し、良さをアピールするところまでは問題なしだった。だが同僚が「試しに私が1曲歌いますね!」と言ったあと、おかしな流れになったという。
スナックのママは70代で、こういうときは「吉幾三とか定番を歌って良さをアピールするのが普通」と思っていた男性。ところが同僚は予想を遥かに超える選曲をしたのだ。歌ったのは相川七瀬の『夢見る少女じゃいられない』だった。
「歌自体は悪くないけど、この場面でその選曲が……いや、お前おっさんだし……」
と衝撃を受けたのも無理もない。プライベートなら中年男性がJ-POPの女性歌手の曲を歌おうと本人の自由だが、高齢のママにカラオケ製品を営業する場面で歌ってもピンとこないだろう。
「結局そのママには首をかしげられて契約不成立」と結末を明かした。だがこれは序の口にすぎなかった。この同僚の「やばい」エピソードは【後編】へ続く。
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【後編はこちら】「すぐに来て下さい!」新しい営業車を爆速で鉄クズ状態にした同僚