「地面に激突」“ぶつかりおじさん”にエルボーを喰らい、吹っ飛ばされた!? ある女性の20代の記憶
駅構内や街中で他人に体当たりする“ぶつかりおじさん”が話題になっているが、なかには殴られた人もいるようだ。投稿を寄せた大阪府の40代女性も、過去に被害に遭ったという。あるイベント会場で見知らぬ男が近づいてきて……
「おじさんはなんと片腕を思いっきり振りかざして『エルボー』を私の首に食らわし、とっさのことで何もできずに私は見事に喰らってしまいました」
突然、男にプロレスの技をかけられたという女性は、このあとどうなったのだろうか。(文:天音琴葉)
「一番反撃しなさそうな若い女」を狙ってくる
当時20代後半だった女性は、友人と会場を訪れていた。そこで「会場のゴミを拾ったら粗品プレゼント」というイベントに参加、トングと小さいゴミ袋をもらって会場のゴミを拾っていた。
「意外とゴミ拾いに夢中になり、友人とは少し離れた場所で通りすがりの人達が捨てたゴミを拾っていたら、前からちょっと酔っ払った柄の悪そうなおじさんがどんどんこちらへやってきていました。逃げようとしたときにはすでに遅く、私が逃げようとしたのを察知したのか、おじさんの速度が急上昇……」
こうして前述の通り、首にエルボーを喰らったという。
「そのまま、当時かなり痩身だった私は、自分の首を支点に前後に回転して頭は後方へふっとばされ、体は前方上方へ持ち上がり、きれいに半回転した状態で地面に激突。それを見たおじさんは満足げに『ゴミ拾いなんかしてるんちゃうわ!』と」
関西弁で言い放ち、男はその場をすぐに去っていったという。酔っ払いだから、肘が偶然当たった可能性もなくはないが、それにしては勢いがありすぎる。倒れた女性を助けなかったことからも、やはり故意だったのだろう。倒れた女性は、そのときの周囲の反応にも衝撃を受けたようだ。
「周りの人達もひそひそ『大丈夫かな』的なことを呟いてはいたものの、見ているだけで、おじさんが怖かったのかその場をモーセの十戒の如くささーっと道を空け、おじさんはそこに入った途端にものすごいダッシュで逃げ去り、見えなくなってしまいました。そして誰も起こしてさえくれない」
男を取り押さえることはなかなかできないにしても、誰一人として女性に声を掛けなかったとは驚きだ。しばらくして、何も知らずにやってきた友人に「どうしたの?」と聞かれたたという。だが、「エルボーおじさんの話をしても信じてもらえず、しばらく打った背中が痛いままの日々を過ごしました」と回想を終えた。
「ぶつかりおじさんの昇華版? だと思いますが、結構酷いですし、突然の攻撃をおそらく『一番反撃しなさそうな若い女』に向けてやってくるので対処もできないです」
「後頭部などを打った場合は本当の『事件』になるので、ぶつかりおじさんは壊滅して欲しいです」
確かに、女性の打ちどころが悪かったらこの投稿もなかったかも……。ところで、“ぶつかりおばさん”もいるらしいから、男女問わず気をつけたほうがいいだろう。
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