確信犯!飲むたびに会計で「お金を持っていない」と言い出す知人 9万円が未回収のまま、肺がんで亡くなり…
一緒に飲みに行こうと誘っておいて、会計になったら「お金がない」などと言う人は信用できない。埼玉県に住む50代女性は、客としてよく通っていた居酒屋のオーナーとの間に金銭トラブルがあった。
あるとき、一人でその居酒屋に行き閉店間近まで飲食した後に、オーナーから「知り合いのスナックへ行こう」と誘われた。「そのスナックのママとは私も仲良くして貰っていたので安心して一緒に行ったのですが」とここまではよかったが、会計時に問題が起きた。(文:湊真智人)
「ちゃんとお金は返すから」と言ったまま5年が経過
居酒屋のオーナーが、こんな事を言い出したのだ。
「お会計になったら『お金を持っていない』とか言い出して、お金を貸しておいて…と言い出し私が支払いをしました」
誘った時点でお金が無いのは分かっていたはずで、最初から女性に支払いをしてもらうつもりだったのだろう。その後も同じように誘われては、会計を立て替えることが続いたという。不信感を募らせた女性は、
「お店のオーナーなのに毎回、閉店後にそちらから誘って釣銭すら持ってないなんて有り得ない!!」
と本人を問い詰めるも、「ちゃんとお金は返すから」と流されてしまったという。
そのまま「5年ほど」経過し、その間「1万円だけ」返済があったものの借金は残されたままだった。何度か催促をしたものの返済はされず、そのオーナーの居酒屋にも行かなくなってしまった。
「そしたら先日、別の居酒屋さんの店主より(お金を貸していた)居酒屋のオーナーさんが肺がんで亡くなったと聞いてびっくりしました」
貸したお金は全部で「10万円」だったが、残り9万円はとうとう戻ってこなかった。亡くなってしまったなら仕方ないが、複雑な心境だっただろう。
その後、前述のスナックのママからこんな風に諭されたようだ。
「他人にお金を貸しても戻らないから絶対貸したらダメよ!!と言われたのは後の事でした」
結局、後悔しても後の祭りだったということだ。
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