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独裁!新しい部長が部下を大粛清 「部長兼課長兼係長」を自称し、組織が崩壊してしまった話

画像はイメージ

まじめに働くのが馬鹿馬鹿しくなったことはあるだろうか。投稿を寄せた20代女性は、今まさにそんな気分のようだ。問題の発端は上司にある様子。部長職として「業務改革をすると鳴物入りで入った」というが、実態は「社長の寵愛を独占」し、やりたい放題だという。この部長は、あるスタッフに対し、

「『あいつを辞めさせないなら自分が辞める』と言い、社長に詰め寄り辞めさせた」

これをきっかけに、課長や係長らも更迭していった。(文:天音琴葉)

粛清を進めまくった結果、2年のうちにスタッフが半分以下

辞めさせたあと、部長はお気に入りの部下で周りを固めるようになっていった。

「それを機に自分の一存でスタッフを採用し始め、(中略)これにより社内での分断化が進み、退職するスタッフが増加」

前述の通り、役職者をも排除した部長は、「部長兼課長兼係長」を自称するように。それで業務を回せるはずもなく、「部内が無能化」というから、機能しなくなっていったようだ。

まるで暴君のような部長をパワハラで訴えようとする社員も出てきた。だが会社としては、大ごとにしたくなかったのだろうか。その社員に訴訟を取り下げるよう言い、代わりに「社内での調査をする」と約束した。ところが

「その後、部長に対する対応について進展は分からず、半年ほどして馬鹿馬鹿しくなったとその社員は退職。(中略)するとなんとなく何もなかった、辞めた人に問題があったの空気感が漂う」

結局、部長はお咎めなしだった。この間にも部長に対する不満を言いながら、次々と人が辞めていったとし、

「2年のうちにスタッフが半分以下となる。が、いまだに部長に対しての何の処置も取られていません。何か社長に言われたのかなと思うのは、もとより1人だけ自宅勤務が許されていた部長が出社時刻に登社し、午前中だけは会社にいるようになったことくらい。自分も次のボーナスもらったら辞めます」

と結んだ。上司だけでなく、社長にも問題があることは明らかだ。「この会社ダメだ」と呆れ、見切りをつけるのも無理もない。

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