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「あの子は優秀なのに…」親からの“比較地獄”と暴力 今も苦しむ50代女性の告白

画像はイメージ

子どもの頃、親にされて嫌だったことは大人になっても覚えているものだ。「いつも周りと比較してくる親でした」と、ある50代女性は当時を振り返った。

「誰それちゃんは成績がいいとか…どこの学校行ったとか。それを私たち姉妹に言って、お前たちも皆に負けるなといつも言われていました」

完璧な育児である必要はないが、親が子どもを否定するようなことは避けるべきだろう。(文:林加奈)

進学校に行けず格下の高校へ入学「ひどく怒られ足で蹴られました」

女性は小学生の時、絵を描くのが好きでいつも描いていたそうだが、

「見つかると勉強しろと怒られました。勉強するか実家の手伝いをするか、自分には自由がありませんでした。高校受験で、地元の進学校を諦めないといけなかった時も、ひどく怒られ足で蹴られました。格下の高校に行くことになった時は、そこで1番になれといつも言われてました。親を見返したいとの思いもあり、頑張って1番をとった時は褒めてくれました」

高校卒業後の進路をめぐって親と揉めたことも明かしている。

「進学の時は教員か公務員しか頭にない親は、看護学校に行きたいと言う私に看護師をバカにするような言い方をされました」

なんとしても親は女性を公務員にさせたかったらしい。最終的には「看護学校卒業後に保健師か養護教諭を目指すことを条件に進学を許可してくれました」という。

結婚後にようやく解けた呪縛「親の言うことはすべてではない」

その後、保健師の資格を取得した女性だが、自分には向いていないという理由から数年で退職した。結婚してから「親の言うことはすべてではない」と察するようになった。

「自分の親がいかに体裁ばかりを気にして、子どもの自主性や個性を潰してきたかを思い知ることになりました。子どもが産まれて実家で産後を過ごしましたが、実家の家事をしながら子どもの面倒を見ている私を見て、夫から早く戻るように言われ、アパートに戻りようやく安堵したのを覚えています」

夫が心配するほど、女性は親にこき使われていたということだろう。現在、そんな親の介護をしている女性は「親に対して感謝の気持ちがどうしてもおきず、冷たい態度をとってしまいます」と複雑な胸中を語っていた。

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