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物価の高騰が止まらない今、世帯年収が1200万円あれば育ち盛りの子どもを育てていても家計は余裕があるのだろうか。外資系IT企業に勤務する30代男性(ITエンジニア)は、暮らしぶりをこう語る。
「自分1000万円、妻200万円。家族4人暮らしで私(39歳)、妻、8歳と3歳の息子がいます。共働きで忙しい日々を送っていますが、なんとか家庭と仕事のバランスを取りながら生活しています」
幼い子どもを育てている父親でもある男性。懐事情はどのようなものなのだろうか。(文:林加奈)
「収入に対して貯蓄も平均以上にできているので、その点ではある程度満足」
男性によると、月々の支出の内訳は次の通り。
「毎月の支出は、住宅ローンや管理費・修繕費・固定資産税を含めると約15万円、光熱費が2万円、食費が11万円、教育費が3万円、交通費1.5万円、保険2.5万円、娯楽費2万円、iDeCoに2万円、ふるさと納税に1万円など、合計でおおよそ50万円ほどになります」
やはり、毎月の支出はそれなりの金額になるようだ。しかし「生活費は決して安くはありませんが、収入に対して貯蓄も平均以上にできているので、その点ではある程度満足しています。生活の満足度としては『普通』というところです」と、生活そのものに不満はない様子だ。
「雇用の保証はなく、リストラや組織変更のリスクは常に付きまとう」
ただ、全く不満ナシかと言えばそうでもなく、こんな本音をこぼしている。
「収入に余裕があり、大きな経済的な不安はないものの、共働きで子どももまだ小さいため、平日はもちろん、土日も育児や家事で忙しく、なかなか自分の時間を確保するのが難しい状況です。とはいえ、子どもの成長を見守れることは嬉しいですし、家族の時間も大切にしながら、なんとかやりくりしています」
子どもの成長がモチベーションになっているようだ。将来への不安については次のように回答している。
「最大の不安は、やはり雇用の安定性です。外資系企業に勤めているため、年収は比較的高いものの、中期的な雇用の保証はなく、リストラや組織変更のリスクは常に付きまといます。これに備えるため、貯蓄やiDeCoを活用しつつ、将来的なキャリアの選択肢を増やすための学習やスキルアップにも力を入れています」
自身のキャリアアップを図ることも怠らない男性。また、小さい子どもを持つ親ならだれもが心配する教育費だが、世帯年収が1200万円あっても例外ではないらしい。
「子どもの教育費が今後さらにかかることも考えると、現在の生活を維持しつつ、どこまで資産を増やせるかが課題です。将来的には副業や独立といった選択肢も視野に入れながら、より安定した生活基盤を作っていきたいと考えています」
と、将来の展望もつづっていた。
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