仕事がなくなったら「その時点で死にたい」マツコ・デラックス 長生きは「恐怖でしかない」

仕事以外の人生はあるのか

仕事以外の人生はあるのか

還暦なんてまだまだ老人とは言えない超高齢化社会。「暴走老人」なる言葉が出るほど、今の高齢者は元気だ。しかし果たして「長生き」は、幸福な人生の象徴なのだろうか。

3月2日の「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)では、「長生きすることが幸福だとは思えない」という男性の声が紹介された。この男性は61歳で「ここまで生きられただけでもう十分幸せ」とし、還暦を過ぎたあとは「余りの人生」と捉えているという。(文:みゆくらけん)

「老後の豊かな暮らしとか、ぜんっぜん想像つかない」

男性は現在無職であること以外、どんな状況で日々を過ごしているのかは分からないが、とにかく「長生き≠幸福」と考えているようだ。有吉は「分からないでもない。いいタイミングないかなァ、いいところで(人生を)カットしてくれないかな」と即答。

マツコも「親より1日でも長生きすればいいと思ってる。親の死ぬ話するのヤダけど、親が逝ってくれたらなんの未練もない」とあっさりしたもの。そして、こうも続ける。

「仕事がなくなったら、その時点で死にたい。いいタイミングで『そろそろアンタもういらないよ』ってなったら『人生もいらないよ』って言われたい」

ファンからすれば、このコメントはとても切ない。マツコの場合、よく女優が言う「最後は舞台上で死にたい」とは似て非なるものである気がする。

女優の場合は「自分がマックス輝いている瞬間に人生を終えたい」という願望によるものが大きいが、マツコの場合はそうじゃない。単純に「長生きしたって仕事がなくなったら、何をして暮らしていけばいいのかわからない」という恐怖によるものだ。

「老後の豊かな暮らしとか、よく言うじゃない? ぜんっぜん想像つかない」

子どもや孫がいるなら「長生きしたいよ!」とは言っていた

つまりマツコにとってのアイデンティティーは、「タレントのマツコ・デラックス」がすべて。極論、仕事によって生かされているといっても過言ではないのだ。本名の自身には、もはや希望は存在しないと聞かされているようで、やっぱり切ない。

個人的には仕事をリタイアしても、マツコには元気に生きていって欲しい。ずっと飼いたいと言っている猫でも犬でも飼って、幸せに暮らしてほしい。でも、優しいマツコのことだから「ババアになってからペットを飼うなんて無責任」とか言ってやっぱり孤独を選んでいそうだけど。

こうなったらもう、永遠のタレント的・黒柳徹子路線を突き進んでほしい。それか、島崎和歌子あたりと結婚して子どもを作り、それを生きがいに暮らしていってほしい。マツコ自身、子どもや孫がいるなら「長生きしたいよ!」と言っていたし。

ネットにも「私も何したらいいのかわからない」の声

マツコの「仕事がなくなったら即死にたい」は極端だとしても、番組を見た視聴者からは「自分も長生きしたくない」といった声がチラホラ上がっていた。

「マツコの言う通り長生きしても何したらいいのかわからない。私はペットより長生きするぐらいでいいな」
「マツコの気持ちわかるわ。長生きし過ぎても金の無駄だろうし介護されたくないし、定年したら子供に金全部あげてとっとと死にたいわ」

この他、「健康で幸せに長生きするぶんにはいいけど、病気や介護で家族に迷惑をかけたくない」というような声もよく聞く。長生きよりも「いかに充実して生きるか」が今の社会の幸福の尺度なのかもしれない。

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