
画像はイメージ(AIで作成)
会社が倒産する前には、必ず何らかの予兆があるものだ。投稿を寄せた神奈川県の50代女性は、以前勤めていた職場が倒産した際の生々しいエピソードを明かした。
女性は当時、「製造業の貿易事務」として働いていた。倒産のサインは、やはり金銭面から表れ、「3か月前から給与の遅配」が見受けられたという。生活の糧である給料が遅れる時点で、従業員の不安はピークに達していただろう。(文:湊真智人)
経理部以外にも支払い催促の電話が
社外への支払いも滞っていた。
「取引先からの支払い催促の電話が、経理以外の部署にもかかってくるように」
他部署の社員までが矢面に立たされ、対応に追われる事態となっていたようだ。
そして極めつけは、責任ある立場であるはずの経営陣の行動だった。
「役員が急に在宅またはリモート勤務に変更し、全く出社しなくなった」
コロナ禍を経てリモートワークは一般的な働き方となったが、明らかに不自然なタイミングだった。女性もその意図を冷静に見透かしていた。
「いわゆる雲隠れです」
従業員や取引先への対応を放棄し、自分たちだけ逃げたようだ。給与も支払われず、督促の電話に追われ、上層部は不在。現場に取り残された社員たちの怒りと絶望は計り知れない。
※キャリコネニュースでは「勤務先が倒産した人」をテーマにエピソードを募集しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/KBGTJJ5G
職場で靴を盗まれた? 「警察に通報します」と貼り紙をしてみたら……


