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顧客からの電話を受けるコールセンターは、配属先の業務内容次第でメンタルの削られ具合が天と地ほど変わるらしい。
福岡県の50代女性(事務・管理)は、かつて派遣でコールセンターに勤務していた。最初は携帯会社のお客様受付で、当時は「ガラケー全盛期。パケ死なんて言葉があった時代」だったという。
覚えることは膨大で「仕事内容はめちゃくちゃ大変でしたが、慣れてくるとやりがいはある仕事でした」と振り返る女性。しかし、派遣先都合による配置転換で、いわゆる金融機関、要するにサラ金の督促業務に回されてしまう。(文:篠原みつき)
「なんだか馬鹿らしくなってきまして……」
「退職した今になって考えてみればその業務内容もとても重要な作業です。企業にとっては貸したお金は返してもらわなくては潰れますからね。でもまぁ、カスハラなんて言葉はなかった時代。クレームに発展すればリーダーや社員が対応してくれることはあっても最前戦でそのクレーム客と戦わないといけない仕事でした」
大半の客とのやり取りは至って普通だったが、一定の確率で強烈な層が混ざっていたという。
「多くのお客さんは普通です。その中で80人ぐらい中に1人ぐらい爆弾客が潜んでまして。借りてて返済期限過ぎても入金してないから督促の電話なのにとにかくこちらは低姿勢。罵倒や脅しは当たり前。なんだか馬鹿らしくなってきまして……」
「常識の通じない人と会話は無理」
そんな中、糸が切れるようにプツンと限界が来てしまう。
「別に働く場所はここでなくてもたくさんある。仕事とはいえ常識の通じない人と会話は無理と退職しました。だって普通に生活してればサラ金は、借りる事はあってもその督促の電話に激怒する人間なんて接触しませんからね」
最後に「コールセンター勤務って病む方も多く… 退職はしましたがいろんな意味で大変社会勉強になりました」と、かつての仕事に思いを馳せていた。現在は事務職として働いているそうだ。
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