
筆者撮影 (C)創通・サンライズ
どうも、オタク松本ミゾレでーす。オタクなので割と色んなジャンルのフィギュアを集めてるんだけど、やっぱり小学生の頃から立体アイテムといえば、食玩か、もしくは安価で手に入るガシャポンが多い。
子供の頃は『ウルトラマン超闘士激伝』とか『ドラゴンボール』とか『SDガンダム』のガシャポンばかり集めてたもんなぁ。特にガンダムに関しては、僕が子供時代を過ごしていた80年代後半から90年代前半にかけて相当盛り上がっていたので、ガン消し集めにも躍起になったものだ。
そもそもガン消しとは何か?
ガン消しというのは塩ビ製の人形で、二頭身か三頭身ぐらいのバランスをした無塗装フィギュア。
1985年から発売がスタートしたこのガン消し。当初は1回100円で、2体入りでの展開だった。それが1993年にプラパーツやメッキパーツ入り、ややガン消し自体をサイズアップし、1回100円で1体入りに「SDガンダムR」という名称で仕様変更となる。
この頃から徐々に人気に陰りが生じるが、皮肉なことにこの時期の商品は軒並み異常に出来が良い。鎧を設定どおり天来変幻できる烈光頑駄無とかもあるのだから凄いことだ。
1997年にはガン消し市場に革命が起きた。「SDガンダムフルカラー」の登場だ。従来のガン消しは基本ポーズが直立不動。そして無塗装だったものを、このシリーズでは劇中の印象的なポージングへと変更。その看板の通り、塗装まで施されている。
当時はまだ中国工場での工賃も安かったので、00年代前半まで続いた食玩バブルと併せてガシャポン界隈もこういう無茶なアイテムが100円で出せたのだ。この「SDガンダムフルカラー」は一気にガン消しの人気を復活させ、2006年まで全63弾のリリースを記録した。
ちなみにこのシリーズは現在、あまり中古価格が高くない。投げ売りされまくりである。
ただ、既にこの時代の塗装クオリティがロストテクノロジーになっているため、あと20年も寝かせていると……フフフ。
その後もガン消しの流れを組むガシャポンアイテムはリリースされ続けているが、昨今は原料費の高騰もあって発売ペースも落ちている。そんな中で原点に回帰するかのような新商品が、3月2週に発売された。それが「機動戦士ガンダム ガシャポン戦士ZERO 01」である。
新しいガン消しは1回300円、しかも基本無塗装
「ガシャポン戦士ZERO」は無可動の塩ビ人形が1回300円でランダム入手できる、オーソドックスなアイテム。カラーは青と橙。昔ながらのカラーパターンだが、そのラインナップはかつてのガン消しには含まれなかった……というかガン消しブーム時代にはまだ存在もしていなかった機体ばかりで構成されている。
いわば昔のブームの頃のガン消しの直系の子孫みたいな形か。その割には体型は随分異なるが。
最大の特徴は、ラインナップの中に3つだけ塗装版が含まれていることにある。実は旧ガン消しにも、たまに大当たり枠として塗装されたアイテムが封入されていたり、限定版と称してダイキャストのフィギュアが混ざっていることがあった。
このうちダイキャスト版は概ね不人気だったが。一方で塗装が施されたガン消しは文字通りのレアアイテムとして、当時の子供たちの憧れの的だった。その再現となる要素を、本商品は取り入れているってことなのだろう。
ただ、昔は1回100円で2体入りだったので、数を揃えるのは簡単だったが、この商品は全6種にも関わらず、青と橙の成形色をそれぞれ別々のアイテムとカウント。つまり12種あるということにして、それに加えてさらに元々ラインナップに入っているクスィーガンダム、ジークアクス、赤いガンダムに塗装版を封入するという、全15種体制なのだ。
情勢を考えれば塗装版が入っている数は決して多くはないはずだし、レアアソート枠を揃えようとすると、めっちゃ金がかかることになる。
11回まわして思い至る「あ、これ無理」感
とはいえ運が良ければ一発で塗装された当たり枠を引き当てることはできる。出る前に負けること考えるバカがいるかよ!何でもそうだが、まず挑戦しなければ分からないし、僕もギャンブル大好き人間ということもあって、自力で11回ほど挑むことにした。
結果ですか? 聞かんでくれますか?。 なんかクスィーがいっぱい出て、基本6種なのにまだインフィニットガンダム弐式とストライクフリーダム弐式が出てないという偏りに頭を抱えた次第である。
それにちょっとラインナップ自体のバランスが悪い。6種中モノアイ枠はアスランのズゴックだけだし、純粋な敵枠の機体が入っていない。最近の仮面ライダーじゃないんだから、せめてガン消しには魅力的な敵ぐらい入れてくれバンダイ。

かわいい。 【筆者撮影(C)創通・サンライズ】
大体、ジャスティスもフリーダムも多過ぎてマジで見分けがつかない。なんだ弐式って! 『こち亀』の中川のネタ画像状態になってしまって大混乱である。SEEDはただでさえキャラが似てるのに、機体まで紛らわしくしてどうするんだ!
せっかくなら1回ぐらい塗装版を引いて手元で楽しみたかったけど、まあサンプル画像を見る限り塗装は最低限だし、別にいっか……どうせ自分で塗ればいいし。つうか塗ったし。
ただ、こういう残念アソートを差し引いても、今まで立体化されなかった機体がガン消しとして発売されることには大きな意味があると思う。
それに、ぶっちゃけ造形もすこぶる良い。ソリッドでメリハリがついたディテールは、昔のもったりとして、おおらかなガン消しとはまた違う魅力がある。
多分これ、そんなに売れまくる商品じゃないので、ちょっと気になったぞって方は近所のイオンとか覗いてみてはいかがだろうか。話の種に3回ぐらいまわしてみるとなお良いぞ!


