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「新入社員が20万円の腕時計を着けてきた」 つまらないケチをつける先輩に批判殺到

腕時計の値段でイビられる…

腕時計の値段でイビられる…

僕は物書きだから、日々のノルマが済んだらネットサーフィンをしているんだけど、先日、2ちゃんねるを見ていたら「【悲報】ゆとり社員、20万円の腕時計つけて会社来る」という興味深いスレッドがあったのでご紹介したい。(文:松本ミゾレ)

内容としてはこんな感じだ。

ワイ「ゆとり君はどんな腕時計使ってんの?」
ゆとり「オメガです」
ワイ「ふーん、いくら?」
ゆとり「20万くらいですね」
ワイ「は?新入社員がそんなのつけてんの? お金持ちなんですねぇ~」
ゆとり「あ、いえ……すみません……」

「なお安い時計だと『近頃の若者は金を使わない』だの言う模様」という声も

ついつい、この「ゆとり」呼ばわりされた社員に同情してしまった。いくらなんでもスレ主の性格が悪すぎる。どういう人生を歩んだら、こんな「ひねくれた先輩風」を吹かす穴が体に開くのだろうか。

他人の使っている身の回りの品物なんて、安かろうと高かろうとどっちでもいいし、自分には全く関係ないのに。こんな人の下で働いていると、ストレスで体を悪くしそうでいけない。それに、こういうのはなんらかのハラスメント行為にも抵触していそうだ。

言葉の無法地帯との悪名高い2ちゃんねるでは、そもそもこういうスレッドは少なくない。だけど、今回の場合は新人をいびるスレ主を批判し、「ゆとり」社員君に同情する声の方が、目立つ結果となった。いくつか引用して書き出してみたい。

「陰湿過ぎ」
「なお安い時計だと『近頃の若者は金を使わない』だの言う模様」
「上司やったらもっとええの買えるんとちゃうん? 情けない」
「20万の時計も買えない先輩は何なの?」

このように、辛辣そうではあるが当たり前の反応が多数寄せられている。なにより、こういう事をわざわざネットに書いちゃう時点でスレ主はかなり残念な人のように思える。

僕だったら、後輩の持ち物の値段を聞きだして、金額を知るや否や即座にマウンティングした挙句、後日ネットでも中傷するような先輩社員、絶対尊敬しない。

ダメな先輩の下で我慢しても病気になるだけ

そもそもこういうスレッドを立てる人間の行動原理とは何か。十中八九、後輩をいじめたことを自慢したいというだけのことだろう。その上で賛同者を募って悦に浸りたいに違いない。

さらに悲しいことに、こういう先輩社員って全国津々浦々に、割と大勢いる。そして恐らく、彼らだって最初はそんな惨めな先輩になろうと思って社会人になったわけではないはずなのだ。

ただ、いつの間に、ダメな先輩社員としての言動が板についてしまっただけなのだ。今、この手のめんどくさい先輩にストレスを感じている社会人のみなさん。決して、同じような人種になってはならない。彼らを反面教師として、ダメ人間の見本と考えておこう。

こういう人種は、下手に構うから調子に乗って偉そうにイジってくるのだ。しかもそのイジりも雑で下手。いずれ必ず萎縮する。そういう人種だ。

もし、今あなたが、似たような仕打ちを先輩からされているという場合は、真っ向から「それ、どういう意味すか?」と切り返してもいい。上司に相談してもいいだろう。ダサい先輩の下で我慢しても、病気になってしまうだけだ。それほど馬鹿なことはない。

あわせてよみたい:賃金不払いの実態を弁護士解説

 

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