
画像はイメージ(AIで作成)
劣悪な労働環境やパワハラに耐えかねて退職を決意したとき、上司から信じられない言葉を投げかけられることがある。
「『俺だってやめたいのに、そんなくだらないことで辞めるなんてどれだけ迷惑かけてるんだ』と身勝手な責め立てを受けました」
投稿を寄せた西日本の30代の女性(サービス・販売・外食)は、退職を伝えたときの上司の反応をそう振り返る。過重労働とパワハラで体と心の限界を迎え、退職を決意した当時の壮絶なエピソードを明かしてくれた。(文:篠原みつき)
「眩や幻聴、原因不明の発熱や嘔吐といった体調不良が頻繁に起こり」
女性が勤めていたのは、自動車製造のライン業務などを行う職場。退職を決意した理由は、あまりにも過酷な労働環境だった。
「時間外労働が月90時間を超える過酷な勤務環境により、目眩や幻聴、原因不明の発熱や嘔吐といった体調不良が頻繁に起こり、体と気持ちが限界を迎えたためです」
さらに、上司のミスを部下に押し付ける体質に加え、「バカ」「死ね」といった暴言やパワハラが常態化していたことも大きな理由だったという。
「冗談だったんじゃない? 許したら?」とあやふやにする班長
限界を感じた女性は、班長に退職の意向と、暴言や過重労働への不満を伝えた。しかし、班長から返ってきたのは耳を疑うような言葉だった。
「班長からは『言ってきた人も冗談だったんじゃない?許したら?』と言われました」
女性が「冗談でも言っていい言葉と悪い言葉があります」と反論すると、「じゃあ休もうか」とあやふやに処理されそうになったという。
さらに、パワハラを行っていた張本人からは、前述の通り「俺だってやめたいのに、そんなくだらないことでやめるなんて……」と身勝手極まりない叱責をされた。
自分の暴言を「くだらないこと」と片付ける上司のもとで、まともに働き続けられるわけがない。
「会えなくなるのが寂しい、好きだった」とセクハラ発言まで
その後、課長との面談を経て無事に退職が決まった女性だったが、最後まで不快な出来事は尽きなかった。
「引き継ぎの際には課長から『会えなくなるのが寂しい、好きだった』とセクハラ発言まで受けました。手続き中には総務部から『仕事が増えて大変だから戻ってきてほしい』と連絡がありましたが、きっぱり拒否して退職しました」
過重労働にパワハラ、あげくの果てにはセクハラまで横行していた。そのうえ辞める社員に平気で泣きついてくる職場環境。女性はこんな後日談で締めくくっている。
「なお、その職場は退職から10年後に倒産しました」
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