「お前は来るんじゃない」祖父の訃報直前に見た不思議な夢 一緒に川を飛び越えようとした孫に届いた“最後の言葉”

画像はイメージ(AIで作成)
【夏の怪談特集】人が亡くなる間際に遠く離れた家族の夢枕に立つ、という話は昔からよくあるが、現代でも経験する人がいるようだ。
投稿を寄せた埼玉県の40代男性は、「だいぶ昔」に経験した不思議な出来事について明かした。当時、長いこと一人暮らしをしていた94歳の祖父が心臓の疾患で入院しており、いよいよ長くないかもしれないという状況だった。
祖父は寡黙ながら「私の自宅から祖父の家まで20キロほどの道を、75歳くらいまでは歩いて行き来していた」という元気な人物だった。
「夢の中では珍しくおしゃべりで、いろいろな話をしてくれました」
父も男性も長男のため、昔気質な祖父からは「家の跡取り」として可愛がってもらっていたという。入院から数カ月後のある夜、病院から「今夜が峠」との連絡が入る。男性も病院に行こうとしたが、父から「仕事があるから休みなさい」と言われ、家で待機することになった。
就寝した男性は、ある夢を見ていたという。
「一面の菜の花畑を、祖父と一緒に歩いている夢です。寡黙だった祖父が、夢の中では珍しくおしゃべりで、いろいろな話をしてくれました」
やがて、二人で歩いていると、幅1メートルもないようなまっすぐな川に差し掛かった。
「お前は来るんじゃない。そこで待っていなさい。」
祖父はその川を一跨ぎで飛び越えたため、男性もそれに続こうとしたが、そこで祖父から言葉をかけられた。
「お前は来るんじゃない。そこで待っていなさい。」
祖父はそう言って歩いて行ってしまい、男性は遠くなっていく背中を言いつけ通りじっと見つめていたという。その時、寝室の電話が鳴る音で目が覚めた。父から「たった今、祖父が亡くなった」という電話だった。
男性は「やけにリアルで、はっきりと覚えている夢ですが、きっと、祖父が最期に会いに来てくれたのかなと思えました」と振り返っている。
もちろん、祖父が危ういという情報が、男性の深層心理に影響を与えていた可能性はある。しかし、極めて印象的な出来事だったことは間違いない。
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