ブラック企業をなくすためには不便さに寛容にならないとダメ? 「土日営業してなくても文句をいわない」

いちいち文句をいう人がいるから疲弊する?

いちいち文句をいう人がいるから疲弊する?

今年の夏、エアコンが壊れた。突然室外機の起動音がうるさくなり、近所からクレームが入った。大家さんに電話したところ、交換のために電気屋を手配してくれるということだった。

しかし猛暑真っ只中。エアコンの取り付け工事が相次いでいて、結局僕は7日ほど待たされることとなった。久々に窓を全開にして汗だくで生活したが、その一週間は本当に地獄のような日々だった。

取替え工事当日のことだ。作業員が「長いことお待たせしまして」というので、僕はつい「いや、ホントにね」と返してしまった。その瞬間、「あ、この返しはいかん」と反省したものだ。

このクソ忙しい中、汗だくで猛暑に耐えて工事をしてくれる人に、こういうことを言うのは人としてダメだ。自分の了見の狭さがイヤになった。普段エアコンの恩恵にあずかっていることが、いつの間にか当たり前になっていたからこそ出た言葉だったのだろう。(文:松本ミゾレ)

利便性のために「営業時間を延長すべき」と要求する「ブラック市民」