今あらためて読んでおきたいWELQのトンデモ記事 「鬼門を開けてパラレルワールドに行く方法」という完全オカルトものも

ライターのロベルト麻生です。DeNAが運営するヘルスケア系のキュレーションサイト「WELQ」が燃えまくっていますね。

ITmediaの記事によると、ついに東京都も動き出したようで、都の福祉保健局が11月28日、同社の担当者に来庁を依頼。実質的な呼び出しです。そして、29日にはすべての記事が非公開になってしまいました。

WELQは、肩こりをテーマにした記事で「幽霊が原因かも」と表記するなど、個人ブログならともかく、ヘルスケアをうたう企業サイトにはあるまじき信頼性の低さで大炎上。クラウドソーシングで集められた専門知識ゼロの素人ライターに、安価で記事を大量発注していたようです。(文:ロベルト麻生)

スピリチュアル講座で「ガン、認知症克服にも力を発揮する技法を学べる」

病気について調べるとWELQの記事が検索上位に入ってくる、というのは本当に困ったものですが、ネットウォッチャー的な観点からすると、むしろ怪しさ全開のトンデモ記事こそがWELQの真骨頂ともいえます。

今回はその中でも特にインパクトの強いものをご紹介します。現在は非公開になっているので、ソースにあたりたい奇特な方はキャッシュで確認してみてください。

◆スピリチュアルカウンセラーって何?カウンセラーになる「3つ」の方法とカウンセリングを受ける際の注意点を紹介! (→キャッシュ)

「実は、チャネリング能力は誰もが持っているそうです」とのことです。

「実は、チャネリング能力は誰もが持っているそうです」とのことです。

「スピリチュアルカウンセラーは霊的な視点で、アドバイスできるいわゆる『魂のカウンセラー』です」

記事によると、スピリチュアルカウンセラーは相談者の「守護霊・守護天使・前世・ハイヤーセルフ(高次の自分)」とコンタクトを取りながら「今世」での課題を解決するためのアドバイスをしてくれるのだそうで、「霊障」がある場合は「除霊」をすることもあると説明。完全に「ムー」の世界です。

さらに、

「チャネリング能力がずば抜けて優れているスピリチュアルカウンセラーは過去世を遡って相談者の種の起源まで細胞レベルまでを見通すことができるそうです」

と、色々おかしいのですが、凄いのは次の「スピリチュアルカウンセラー養成講座の例」の部分です。

「上級プログラムの例(2日間/10時間) 身体的病に特化したエネルギーワーク、除霊・浄霊など体と心の悩みを解決するセッションスキルを学びます。肩こり、頭痛といった悩みから、ガン、認知症克服にも力を発揮する技法を学べる」

薬機法(旧薬事法)も何もあったものではありません。素人ライターがネット上にあるスピリチュアル系の情報を適当にまとめただけだとは思いますが、運営側の編集・検閲が全く機能していないことがわかります。

「ネット上では、実際に試した人が不審死を遂げた、といわれています」