漫画「うつヌケ」は、鬱病100万人時代の”生きるヒント” 「自分の心にフタをして無理をしてはいけない」

「うつヌケ」(角川書店)は、鬱の暗いトンネルを抜けた人たちの体験を描いたノンフィクション漫画です。著者の田中圭一さん自身が、10年ものあいだ絶望的な鬱に悩まされ、ある日ふとしたきっかけで快方へ向かう様子などが紹介されています。

現代は、精神疾患で医療機関にかかる人の数は300万人以上、なかでも一番多いのは「うつ病」で、およそ100万人にも及ぶとのデータもあります。(厚労省「H23年精神疾患のデータ」) 

鬱は誰でもかかる恐れがあり、放っておけば死の危険がある深刻な病。そのことは知っていたつもりでも、本書によって改めてそれを教えられました。今現在鬱に悩まされている人はもちろん、周囲に鬱の人や鬱になりそうな人がいる…という方にも、ぜひ読んでもらいたい一冊です。(文:篠原みつき)

「自分をキライになる」という状況が、一番いけない