結婚後にフルタイムで働くのは当たり前?「共働きなんて結婚のメリットない」「どっちでもいいよくらいの気持ちでいて欲しい」と反発の声 | キャリコネニュース
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結婚後にフルタイムで働くのは当たり前?「共働きなんて結婚のメリットない」「どっちでもいいよくらいの気持ちでいて欲しい」と反発の声

女性にとって、結婚は仕事を続けるか辞めるかを決める重大な転機になる。男性の収入が昔ほど高くないため共働きを想定していても、夫から「結婚後にはフルタイムで働け」と当然のごとく言われたら、どう思うだろうか。

女性向けコミュニティサイト「ガールズちゃんねる」では4月26日、「結婚後も働いてと言われたら?」というスレッドが立った。スレ主はこれから結婚を控えていると思われる女性。相手の男性からは、育休と産休を使ったうえでのフルタイム勤務を求められているようだが、働き方を決められ不快に感じるスレ主は、

「働き方は任せるよと言ってくれる男性のほうがいいのでしょうか?」

と問いかけた。

「男なら、俺が養ってやる!くらい言えねーのか!」と反発

どっちが何をどう負担するか、決めるのは大事です

どっちが何をどう負担するか、決めるのは大事です

スレッド内では、「一方的に決めつけて言われたらカチンとくる」「私は仕事好きだし働くけどさ、働く前提ってちょっと嫌だな。どっちでもいいよくらいの気持ちでいて欲しい」など、妻の意見も聞かず、働くのは当然だという男性の発言に反感を示す人がいる。

中には

「共働きなんて結婚するメリットないじゃん」
「任せるよって言っても、絶対何かしらの文句は言ってくるの間違いない 男なら、俺が養ってやる!くらい言えねーのか!」
「彼氏から結婚後もフルで働いてって言われたら結婚を考え直すかもしれない。 妻の所得をアテにするような男とは結婚したくない」

など、男なら妻を養うべき、という主張も見られる。しかれこれは現状を考えるとキツそうだ。民間給与実態調査で男性の年収を見ると、25-29歳が約383万円、30-34歳が約451万円であり、夫1人で妻と子供を育てるとなると不安だ。

共働き世帯は1980年には614万世帯だったが、2015年には1114万世帯に増加している。いまや、「夫は外で働き、妻は家で家事、育児をする」という性別役割分業の考えは一般的ではなくなっている。

働くのはいいが、家事、子育ての分担ははっきりさせたい

女性もそのことを理解し、「それなりの暮らししたいから、全然あり!」「妻は自由にさせて貰えてこそ、みたいな人 絶対現代人じゃないよ」という書き込みがある。

こうなると問題となるのは家事と育児の分担だ。結婚後に働くのはありだが、夫も家のことをやるのが前提だ、という意見も多い。

「働くよー!家事分担子育て分担はっきりしてね」
「じゃあ保育園の送迎はあなた。病気の時は交代で休もうね。家事も折半ね。 と言っておく」

事実、男性が家事に費やす時間は少ない。2011年の社会生活基本調査で、共働きで夫婦と子供の世帯の1週あたりの家事・育児に費やす時間を見ると、夫は家事・育児に12分に対し、妻は家事に3時間27分、育児に45分となっており、夫婦の間に大きな差が見られる。夫は妻に家事と育児を任せっきりの状態であり、これで夫から「フルタイムで働け」と言われれば妻が反発するのは当然だろう。

男性の言い方が問題だ、という指摘もある。現在共働きという女性は、「もし当たり前のように『働いて』って言われてたらムカついたかも」と綴っている。別の人も、

「家事と仕事両方とも折半で協力してがんばろうね。って言ってほしいな」

と書いており、人生のパートナーとしてキチンと話し合うのがよさそうだ。

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