逮捕された「社交界のプリンス」って何者? 過去には『さんま御殿』に出演、社交界をテーマに講演の実績も
「社交界のプリンス」を名乗り活動していた熊谷祐樹容疑者(32)が、児童買春・ポルノ禁止法違反等で7月21日逮捕された。日本テレビなどが報じている。
報道が出るや否や、その名称のセンセーショナルさに驚くネットユーザーが相次ぎ、「何者なのか」という疑問が沸き起こったが、熊谷氏はどういった活動をしてきたのだろうか。
mixiには「20歳にして念願のジュエリービジネスを始め現在に至る」
熊谷容疑者の公式サイトによれば、「国際文化人」「王侯貴族文化研究家」としてメディアに出演していたとある。主な活動は
「王侯貴族文化の研究や伝統継承し、世の中に再発信することをライフワークとしている」
「世界の王侯貴族などの社交界の人脈を背景に、王皇族、要人、大使、文化人などとの親善や新世界秩序構築に勤める」
と説明されており、詳細は不明だが「称号及び爵位を受爵」した経験もあるとしている。
2010年には明治記念館やホテル西洋銀座などで、マナーや文化に関して講演も行っていた。講演依頼サイトの経歴には、11歳頃からプロトコルを学び、ヨーロッパ王侯貴族文化・美術や音楽などに触れてきたと書かれている。14歳で本格的な王侯貴族文化・国際政治の研究を始め、16歳で「文化的側面から社交界デビュー」、17歳で「社交界のプリンスとしてVIP達と交流」とあった。
しかし、2007年にmixi上で作られた「熊谷裕樹 王子コミュ」には
「17歳の時にレストランを起業し、18歳で近くの横田基地の近くにブティックを開く。20歳にして念願のジュエリービジネスを始め現在に至る」
と記載されており、大分食い違っている。
また、2011年にはバラエティ番組『踊る!さんま御殿』(日本テレビ)に出演。明石家さんまさんが、「社交界のプリンス」の周囲にSPがいたことを明かし、観客がどよめく一幕もあった。ただ、あくまでも色物扱いされ、他の出演者からは完全に浮いていた。
ブログでは著名人との親交を伺わせる記述も
熊谷容疑者は2007年からブログを始めている。ブログでは
「パーティー終了後 デヴィ夫人のご自宅にお邪魔させていただきました。素敵なご自宅の中で楽しくお話会などをしました。デヴィ夫人のワンちゃんもかわいかったです」
と、華やかな日常が記録されていた。同年2月24日には「王子辞典記念セレブリティーパーティー」が開催され、「主賓 旧皇族 竹田宮 恒泰様 に御出ましいただくことができました」との記述があるなど、写真や文章から、様々な著名人と親交があることを匂わせていた。しかし、何がどこまで本当なのか、謎は深まるばかりだ。容疑に対し熊谷容疑者は、黙秘を続けていると報じられている。