20代で結婚したい人は減少傾向 未婚男女の約4割が「成り行きにまかせる」と消極的
20代のうちに結婚したいと思う人の割合は、時代と共に減少傾向にあるようだ。楽天オーネットは、30~34歳、40~44歳、50~54歳、60~64歳の男女336人を対象に調査を実施し、1月16日に結果を発表した。
成人したときに20代で結婚したいと思っていた女性の割合は、60代の73.2%に対し、30代が62.5%と、10ポイント以上低い。逆に、30代で結婚したいと思っていた女性は、60代が2.4%、30代が7.5%と、若い世代ほど多い傾向が見られた。
「今後も一人でいたい」生涯独身を希望する男性も1割存在
20歳のときに20代で結婚したいと思っていた男性の割合も、60代が54.6%、30代は30.8%と差がある。35~39歳で結婚したいと思っていた人は、60代・50代ではいなかったが、30代では10.3%だった。早く結婚したいという人の減少が、晩婚化を推し進めているようだ。
希望していた通りに結婚したかどうかを聞くと、60代女性では48.8%と半数近い人が希望通りだったと回答。しかし50代では39.5%、40代では31.6%、30代では22.5%と、若年層ほど希望通りにはいっていない様子が伺えた。
男性の場合、希望通り結婚した人は60代50%、50代36.8%、40代36.6%、30代12.8%。男女ともに、希望した年齢で結婚できている若い世代は少ないらしい。
未婚者を対象に今後について聞くと、「特に考えていないが成り行きにまかせる」という人が36.0%で最も多く、次いで「付き合っている人はいないが、いい人と出会いたい」が34.7%だった。男女別に見ると、女性は全体と同じ傾向だったが、男性は「付き合っている人はいないが、いい人と出会いたい」が37.5%で最も多かった。
「付き合っている人もいないし、今後も一人でいたい」と生涯独身を希望する人は、女性で5.7%、男性で10%と少なかった。