若者の”節分離れ”が顕著 関東民は「恵方巻きを食べる習慣はない。関西の風習」など抵抗を示す人も
IT企業のホットリンクは1月31日、節分に関する口コミ傾向の結果を発表した。同社運営のソーシャル・ビックデータ分析ツール「クチコミ@係長」を用い、”節分”に関するツイッター上の口コミ傾向を調査した。
過去3年の節分に関するツイート件数を調査すると、2015年は1万8298件だが、2016年は1万5112件で前年より17%減、2017年は1万2904件で15%となった。”節分”に関するツイート数は2年連続で減少傾向にある。
「節分だが○○(恵方巻き以外の食べ物)を食べる」のツイートも多い傾向
ツイート数における年代別の割合を見ると、20歳未満は2015年(60.7%)から2017年(50.0%)にかけて10.7ポイント減少している。一方、それ以外の年代の割合は増えており、20歳未満の「節分離れ」が顕著な傾向にある。
節分について最も多くツイートされているのは節分当日である2月3日の20時台。一緒につぶやかれるワードは「恵方巻き」「豆まき」が多い。また同時刻に「節分だが○○(恵方巻き以外の食べ物)を食べる」といったものもあり、節分であることは認識しつつも恵方巻を食べていないことを投稿するユーザーも見られた。
関東に絞って見ると、頻出語1位は「豆まき」で、以降「恵方巻」「節分の豆」「落花生」「大豆」など”豆まき”に関するキーワード尾が多い。関連して「風習」「習慣」という言葉が頻出している。例えば、
「恵方巻は、関西の風習である」
「豆まきはするけど、恵方巻きを食べる習慣はない」
など豆知識や恵方巻に抵抗を感じているツイートが多い。一方、近畿地方の頻出語1位は「恵方巻」で、以降「豆まき」「寿司」「巻き寿司」「いわし」がランクインしている。
恵方巻具材ランキング上位3位「サーモン」「マグロ」「ネギトロ」
節分に関するツイートの男女比率は、男性55.0%、女性45.0%。男女別に頻出関連語を見ると、男性は「無い」というキーワードがランクインしている。「節分で〇〇する習慣はない」など、節分を意識しながらも何もしない、また周りから情報が入るまで節分の日であることに気付かない人が多いようだ。
一方、女性は関連語として「楽しい」「可愛い」「良い」「早い」「美味しい」など、実節分で何かして楽しんだという声が多い。実際、節分に関することをした人は女性(54.3%)が男性(45.7%)を8.6ポイント上回っている。
ちなみに昨年の節分当日、多くツイートされた恵方巻の具材をランキング化すると、1位は「サーモン」で、以下「マグロ」「ネギトロ」「きゅうり」「椎茸」「高野豆腐」などが続く。